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炎症の強い背部の粉瘤(アテローム)です。(くりぬき法)

術前

 患者さんは、40代 男性 です。
20年以上前より、背部に粉瘤が有ったそうです。
当院受診3週間前より炎症が強くなり、数日前より痛みが強く、夜眠れないほどの痛みだったそうです。
炎症が強くても手術が出来るクリニックをインターネットで探され、かなりのご遠方より当院をご受診されました。
ご来院当日、幸いにも(?)外来が空いておりましたので、当日手術致しました。
かなり大きかったのですが、くりぬき法で手術致しました。
この様に、炎症が強い粉瘤でも、手術は可能です
むしろ、被膜が浮いている為に、やり易いです。
ちなみに、抗生物質はほとんど効果が無いと思います。
(当院では処方致しません。)
手術翌日より、ぐっすり眠れるようになったそうです。
重要なお仕事が手術翌日に控えていたそうですが、難なくこなすことが出来たそうで良かったです。
術後は湿潤療法で治療致します
よって、術後一度も消毒は致しません
また、手術当日は防水テープを創部の上に貼りますので、手術当日からシャワーOKです。
手術翌日からは、創部に直接シャワーを当てて洗い流して頂きます。入浴ももちろんOKです。
術後感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。

 

粉瘤(アテローム)摘出 術前

術前

粉瘤(アテローム)摘出 術中(粉瘤被膜を摘出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

粉瘤(アテローム)摘出 術直後

術直後

術後1日

術後1日

粉瘤(アテローム)摘出 術後5日

術後5日

粉瘤(アテローム)摘出 術後12日

術後12日

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