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炎症の強い背部の粉瘤(アテローム)です。(くりぬき法)

術中(粉瘤内容物を排出)

 患者さんは、30代 女性 です。
数年前より、背部に粉瘤が有ったそうです。
2週間前より痛み出したために、お近くの皮膚科をご受診されました。
するとそこの医師から
「腫れている時に手術なんて出来ない。半年間は出来ません!」
と何故か強く怒られたそうです。
(当院で術前説明をしている際に、怒られた時の事を思い出し、泣いておられました。)
そこで、色々と調べられ、ご遠方より当院をご受診されました。
以下私からの説明です。
① 腫れていても手術は全く問題無く、くりぬき法で今すぐ出来ます。
② 術後感染しなければ、抗生物質を内服する必要は御座いません。
(この2年間、私は抗生物質を術後の患者さんに処方した事が御座いません。術後感染された患者さんがおられないからです。)
③ 手術当日は、創部に防水テープを貼るので、今日からお風呂、シャワー OK です。
④ 明日からは、創部に直接シャワーをかけて洗って頂きます。(これが一番の感染予防です。)
⑤ 術後創部は「湿潤療法」で治療致しますので、一度も消毒は行いません。
幸い(?)外来が空いておりましたので、当日手術させて頂きました。

粉瘤(アテローム)摘出 術前

術前

粉瘤(アテローム)摘出 術中(粉瘤内容物を排出)

術中(粉瘤内容物を排出)

粉瘤(アテローム)摘出 術中(粉瘤被膜を摘出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

粉瘤(アテローム)摘出 術後1日

術後1日

粉瘤(アテローム)摘出 術後5日

術後5日

粉瘤(アテローム)摘出 術後21日

術後21日

(通院回数 4回)

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