患者さんは、0歳の可愛い可愛い女の子です。
カップラーメンの熱湯をかぶってしまい、熱傷されました。
すぐに、地元の基幹病院である○○総合病院救急外来を受診。
消毒、ガーゼ処置を受けられました。
救急外来の皮膚科医師から
「胸部と右肘部の熱傷部は深いから、皮膚移植が必要になるでしょう。形成外科を受診して下さい。」
と言われたそうです。
そこで、地元で有名な○○形成外科を受診。
どのくらいで治るのかと質問しても、「よく分からない。」と言われたそうです。
治療法に関しての説明もほとんど無く、消毒、ソフラチュール、ガーゼ処置を受けられました。
濡らさないように言われたそうです。
心配になり、色々と調べられ、ご遠方より当院を受診されました。
ソフラチュール、ガーゼは創部に引っ付きますので、剥がす際に激痛を伴います。
本当に可愛そうでした。
極力、痛くないように、濡らしながら剥がしました。
・皮膚移植はせずに必ず治る事。
・1か月以内には治る事。
・湿潤療法の原理。
を説明させて頂きました。
ご両親はかなりご安心されたご様子でした。
ハイドロコロイドで治療致しました。
もちろん、一度も消毒はしておりません。
もちろん、毎日シャワー、入浴 OK です。
感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
写真の枚数が多い為に、3回に分けて掲載させて頂きます。
(胸部)
他部位は、次回(2月6日)掲載させて頂きます。