患者さんは、9か月の可愛い可愛い男の子です。
お台所にあったお鍋のお湯をかぶってしまい、熱傷されました。
当日、近医受診されましたが、従来通りの治療法に疑問を持たれ、色々と調べられ、湿潤療法目的にて受傷6日後に当院受診されました。
ガーゼ処置をされていた為に、「かさぶた」べったりでした。
本来なら「かさぶた」は感染源になりますので切除した方が良いのですが、前医での激痛を伴う処置のトラウマのせいでしょう、処置室に入るなり大泣き!とても「かさぶた」を取れる状態では無かったので、そのまま創傷被覆材を貼りました。
翌日には、創部に有った「かさぶた」は、融解しすっかり無くなっておりました。
10日間ほどで治りました。
3週間後には、すっかり奇麗になっておりました。
処置室に入っても痛い事をされないと分かったのでしょう。次第に泣かなくなりました。
最後の診察日は、最初から最後までニッコニコでした。
ちょうど慣れてきてくれた頃に治ってしまいます。