大阪市淀川区・新大阪にある【こおりたひろ整形形成外科クリニック】院長の郡田です。
今回は、鼻の下にできた粉瘤(アテローム)を、くりぬき法で手術した症例をご紹介いたします。
◆患者さんについて
患者さんは30代の女性です。
約1年前から、鼻の下に小さなしこりがあることに気づいていたそうですが、最近になって少しずつ目立つようになってきたため、当院を受診されました。
◆粉瘤の部位と術式の選択
鼻の下(人中部)は、顔の中心で非常に目立つ場所です。
そのため、できる限り傷跡を目立たせない方法が求められます。
当院ではこのようなケースに対し、傷跡が最小限で済む「くりぬき法」を用いて手術を行っております。
◆術後の経過となつい式湿潤療法
術後2週間ほど経過すると、創部は落ち着き、日常生活に支障のない状態になります。
当院では術後の創部に対して、「なつい式湿潤療法」で治療を行います。
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一切消毒は行いません
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ガーゼも使用しません
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身体が本来持つ自然治癒力を後押しする治療法です
その結果、傷がきれいに治りやすく、色素沈着や瘢痕も最小限に抑えられることが期待できます。
◆まとめ|顔の粉瘤は「くりぬき法」となつい式湿潤療法で美しく治療
鼻の下や頬など、目立つ部位にできた粉瘤は傷跡をいかに小さくできるかが大切です。
当院では、くりぬき法による低侵襲な手術と、なつい式湿潤療法による術後管理を組み合わせ、
「傷跡が目立たず、早く、きれいに治したい」というご希望にお応えしています。

術前