患者さんは、2歳の可愛い可愛い男の子です。
ストーブに手をついてしまい、熱傷されました。
当日、地域の救急病院受診。従来通りの処置(消毒、ガーゼ)だったそうです。
しかし、お母さんは看護師さんで湿潤療法に関しての知識をお持ちだったので、ご自分のご判断で、家に帰ってからワセリン、ラップをされたそうです。
その後、勤務先の病院皮膚科受診。
すると、再度消毒されたそうです。
帰宅後、ワセリン、ラップ処置をされました。
自己流の湿潤療法が正しいのか心配になり、湿潤療法をしている医療機関を調べられ、当院受診されました。
結果的に、救急病院の医師より、勤務先の皮膚科の医師より、お母さんの処置の方が正しかったことになります。
医師よりも、医師でない方の方が、湿潤療法に関して明るい場合が、非常に残念なのですが多いのが現状です。
お母さんが初期の段階から、独自の判断でラップをしておいて頂けましたので、拘縮する事もなく、非常に綺麗に治りました。