患者さんは、40代です。
1年半くらい前に、足と足関節の肌荒れが出現。
一向に治らない為に、近医○○皮膚科を受診されました。
クリーム剤が多数処方され、毎日石鹸で洗うように言われたそうです。
だんだんと症状がひどくなり、右第一趾を動かせないほどに痛みが増強してきたために、友人に相談。
友人のご家族の方が当院で手術を受けたことが有り、当院受診を勧められ、ご遠方より当院を受診されました。
以下、私からの説明です。
① クリーム剤には界面活性剤が含まれている為、使用してはいけません。傷口に石鹸を塗っているようなものです。
(今、はやりのヒルドイドローションにも、界面活性剤は入っております。よって、使用してはいけない薬剤です。夏井先生のH.P.御参照下さい。)
② 石鹸で洗ってはいけません。体から出てきたもっとも安全な保湿剤である皮脂を洗い流してしまうからです。石鹸は使用せず、シャワーで流すだけにして下さい。
③ 湿潤療法の説明。(プラスモイストを使用)
治療4日後には、すっかり痛みが無くなり、1年半治らなかった肌荒れが、改善してきました。
治療21日後には、ほとんど治っておりました。
「今まで私が1年半受けてきた○○皮膚科の治療は、いったい何だったんですか?」と言われておられました。
湿疹、肌荒れが出現。
↓
皮膚科を受診。クリーム剤が処方(まれに石鹸で洗うように指導される)
↓
余計に湿疹、肌荒れがひどくなる。
↓
再度、皮膚科を受診。もっと強い薬が処方される。
↓
余計にひどくなる。
↓
ネットで色々と調べる。
↓
湿潤療法という治療法が有る事が分かる。
↓
湿潤療法をしている医療機関を探され受診する。
というパターンが非常に多いです。
もちろん、界面活性剤を理解している皮膚科であれば問題ないのですが、圧倒的にクリーム剤を処方されるケースが多いようです。
(少なくとも、当院にはそういうケースの患者さんが多く受診されます。)
ひつこいようですが、クリーム剤は肌荒れをひどくします。
使用して良い塗り薬は、ワセリンをベースとした薬のみです。
続きは、次回のブログで掲載させて頂きます。











![Intraoperative Photo – Neck Epidermoid Cyst (Male, 30s)|Removing the Capsule via Punch Excision [Osaka] - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| Intraoperative photo of a neck epidermoid cyst (male, 30s) showing capsule removal through a small punch opening using the Natsui-style method.](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2025/10/epidermoid-cyst-neck-30s-male-during-surgery-capsule-excision-punch-excision-natsui-method-caption-400x400.jpg)

![Epidermoid Cyst (Cheek, Female 50s) – Preoperative Photo Showing the Cyst Before Surgery [Osaka] - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| Preoperative photo showing an epidermoid cyst on the right cheek (female, 50s). A small subcutaneous lump is visible before punch excision and Natsui-style moist wound healing.](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2025/10/epidermoid-cyst-cheek-50s-female-before-surgery-punch-excision-natsui-method-caption-400x400.jpg)






