患者さんは、40代です。
コンロの火が服にうつり熱傷されました。
当日、地元の〇〇総合病院救急外来を受診。
消毒、ガーゼ処置を受けられました。
翌日、同病院皮膚科を受診。
フェブラストスプレーを使用されたそうです。
その際、物凄く痛かったそうです。
あまりの強い痛みで、治療を継続する勇気が無くなり、ネットで調べて「湿潤療法」を知ったそうです。
そこで、地元で「湿潤療法」をしているとホームページに書いてあるクリニックを受診。
しかし再度、フィブラストスプレーを使用されたそうです。
これはおかしいと思われ、再度ネットで検索。
ご遠方から当院を受診されました。
いくら「湿潤療法をしています。」とホームページに書いてあっても、フィブラストスプレー、ゲーベンクリームを使用していたら、それは正しい「湿潤療法」では御座いません。
(ついでに書いておきますが、ヒルドイドローションも同じ理由で使用してはいけない薬剤です。)
正しい「なつい式湿潤療法」をしている医療機関では、絶対に使用しない薬剤です。
その理由は、界面活性剤が入っているからです。
つまり、洗剤です。
傷口、熱傷部に洗剤を塗ると、痛くなって当たり前です。
そして、傷が深くなります。
絶対に使用してはいけない薬剤です。
ハイドロコロイドを用いて治療致しました。
加療後11日目以降はもう治っておりますので、ハイドロコロイドは使用せずにワセリンのみ塗って頂きました。
なつい式湿潤療法で治療致しますので、一度も消毒はしておりません。
感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
毎日、シャワー、入浴 OK です。

初診時

加療後5日

加療後11日

加療後25日

加療後32日

加療後46日

加療後2か月
 
 






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