🎍新年あけましておめでとうございます。
本年も【こおりたひろ整形形成外科クリニック】をどうぞよろしくお願いいたします。
今回は、2025年最初の症例として、背部にできた粉瘤(アテローム)を「くりぬき法」で治療した一例をご紹介いたします。
◆患者さんについて
患者さんは30代の方です。
約1年前から背中にしこり(粉瘤)があり、近隣の皮膚科を受診されたものの、「今は手術できない」と言われてしまい、治療の方法が分からず困っておられました。
その後、ご自身でインターネット検索をされ、「粉瘤 手術」「くりぬき法」などのキーワードで調べて当院を見つけ、手術希望でご来院されました。
◆治療内容
当院では、「くりぬき法(パンチ法)」にて粉瘤の手術を実施いたしました。
被膜(袋)までしっかりと摘出しております。
術後の創部は、なつい式湿潤療法(消毒をしない・乾かさない治療法)で管理いたしましたので、消毒は一度も行っておりません。
また、感染もなく、抗生物質の内服も不要でした。
術後は、毎日シャワー・入浴も可能で、生活にほとんど支障がありません。
粉瘤は、場所や状態によっては治療を断られることもありますが、当院では炎症があっても手術が可能な場合が多く、全国から多くの患者さんが来院されています。
「傷跡を小さく治したい」「再発の少ない粉瘤手術を受けたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

術前

術中(粉瘤内容物を排出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

術直後

摘出された粉瘤

術後1日

術後7日

術後14日