患者さんは、30代 男性です。
10年前より、左頬に粉瘤が有ったそうです。
粉瘤特有の臭いが気になり、手術目的にて色々と調べられ、ご遠方より当院を受診して頂きました。
くりぬき法で手術をし、術後処置を湿潤療法で加療している医療機関は、なかなか見つからなかったそうです。
くりぬき法で手術を行いました。
術後は、もちろん湿潤療法で加療致しました。
よって、手術当日は創部に防水テープをして、翌日からは直接創部を露出した状態で、シャワー、入浴OKです。当日からシャワーで創部を流しても良いのですが、出血いたしますので、当日は控えて頂いております。
術後一度も消毒はしておりません。
消毒しますと、皮膚を守ってくれている皮膚常在菌が殺されます。よって、逆に感染し易くなります。また、この創部を消毒しますと、激痛を伴います。
感染予防には、毎日シャワーで創部を流す事が、一番重要です。
感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質も処方しておりません。(抗生物質を内服する事は、感染予防にはなりません。)

術前

術中(被膜を摘出)

術直後

術後1日

術後5日

術後22日









![Intraoperative Photo – Neck Epidermoid Cyst (Male, 30s)|Removing the Capsule via Punch Excision [Osaka] - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| Intraoperative photo of a neck epidermoid cyst (male, 30s) showing capsule removal through a small punch opening using the Natsui-style method.](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2025/10/epidermoid-cyst-neck-30s-male-during-surgery-capsule-excision-punch-excision-natsui-method-caption-400x400.jpg)

![Epidermoid Cyst (Cheek, Female 50s) – Preoperative Photo Showing the Cyst Before Surgery [Osaka] - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| Preoperative photo showing an epidermoid cyst on the right cheek (female, 50s). A small subcutaneous lump is visible before punch excision and Natsui-style moist wound healing.](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2025/10/epidermoid-cyst-cheek-50s-female-before-surgery-punch-excision-natsui-method-caption-400x400.jpg)




