先日、とっても可哀想な患者さんが来院されました。
要約すると、以下の通りです。
足趾の爪をドアにぶつけ、爪がグラグラに
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近医の「○○外科」受診
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消毒した上に、「爪取れかけてるから取っとくわ!」と無麻酔で抜爪 !!!
感染予防にと抗生剤処方
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当院へ湿潤療法を求めて逃避
上記の外科医師は3つの間違いをしております。
①「消毒をした」 感染状態でも無いのに消毒をすると、正常で皮膚再生には必要な皮膚常在菌が死滅し、やっかいな菌による感染の可能性を高めることになる。
②「爪をとった」 取れかけの爪を取ったところで、創部が早く治る訳ではないので、自然に取れるまで爪を取る必要は無い。(まして、無麻酔なんて、はっきり言って拷問 👿 !!!です。)
③「抗生剤を処方した」 感染状態では無いにも関わらず抗生剤を内服すると、感染予防にならないどころか、MRSA等、もっと厄介な菌が繁殖しやすい環境を与えることになる。
非常に残念な事ですが、未だに、こういう処置をしている所は多い様です。
当院の処置はほとんど痛みが無く、「最初からここに来とけば良かった!」と言って帰られました。
ちなみに「○○外科」の先生、元医師会会長までされ、地元では結構有名な先生だそうです。
「麻酔無しで爪抜かれました!」
- なつい式湿潤療法 moistcare, 傷、怪我 Bruise
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