大阪市淀川区・新大阪にある【こおりたひろ整形形成外科クリニック】院長の郡田です。
今回は、右頬にできた粉瘤(アテローム)を くりぬき法 で日帰り手術し、術後3か月で傷跡がほとんど目立たなくなった10代男性の症例をご紹介します。
患者さんの基本情報
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年齢・性別:10代・男性
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病変部位:右頬
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受診動機:インターネット検索で当院ブログを読んで受診
当院の治療方針
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くりぬき法(最小切開摘出)
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直径数mmの小さな切開で袋(被膜)ごと除去
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顔面でも傷跡を最小限にできる
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なつい式湿潤療法で創部管理
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消毒は一切不要
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傷を湿潤環境に保ち、痛み・かゆみを軽減
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抗生物質も不要(感染徴候なし)
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生活制限ほぼゼロ
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手術当日からシャワー・入浴OK
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通院は術後2〜3週間で終了
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術後3か月の経過
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傷跡はニキビ跡程度:どこを手術したかわからないレベルまで平坦化。
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感染・再発なし:術後も経過良好。
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患者さんの声:「鏡を見ても気にならない、やって良かった」と満足。
補足
粉瘤目的のみで来院された場合、創部は約2週間で治り通院も3週間ほどで終了するため、
当院で術後数か月〜数年後を拝見できる機会は多くありません。
今回は偶然、別件リハビリで再受診されたことで貴重な長期経過を確認できました。
まとめ ー 顔面粉瘤も“早く・きれいに”治癒
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くりぬき法 は顔や首など目立つ部位に最適
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なつい式湿潤療法 で痛み少なく、日常生活をほぼ制限せず治療可能
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多くの症例で、数か月後にはニキビ跡レベルまで目立たなくなる
「顔に粉瘤ができたけれど、傷跡が心配…」という方は、ぜひ当院へご相談ください。