患者さんは、1歳の可愛い可愛い女の子です。
入れたてのカップ麺のお湯をかぶってしまい、顔から胸部、左腕を熱傷されました。
すぐに地元の基幹病院である〇〇市民病院救急外来を受診。
ガーゼ処置を受けられました。
翌日、同病院皮膚科受診。そこの医師から
「この熱傷は植皮手術が必要になる。当病院には形成外科が無いので、△△総合病院を紹介します。」
と言われ、紹介状を渡されました。
△△総合病院を受診。ガーゼ処だったそうです。
また、拷問級の痛みを伴う、フィブラストスプレーが使われたそうです。
いずれ、植皮手術が必要になるとの説明を受けられたそうです。
そして、毎日石鹸で熱傷部を洗うように言われたそうです。
石鹸で洗うたびに号泣するわが子を見ていられずに、植皮せずに治す方法が無いかと、一生懸命ネットで探され、「湿潤療法」という治療法にたどり着き、当院を受診されました。
湿潤療法の説明をし、植皮せずに綺麗に治ることを説明させて頂きました。
安堵から、母親は外来で泣いておられました。(私ももらい泣きしそうになりました。)
もちろん、一度も消毒はしておりません。
毎日、シャワー、入浴 OK です。(石鹸は使用してはいけません。)
感染状態にはなりませんでしたの、抗生物質は処方しておりません。
(顔)
他部位(頚部から胸部、腕)は、次回掲載させて頂きます。