患者さんは、30代です。
ふくらはぎに熱湯がかかり、熱傷されました。
翌日、近医である〇〇皮膚科を受診されました。
消毒、軟膏処置で、激痛だったそうです。
そこで、ネットで色々と調べられ「なつい式湿潤療法」を知り、お住いのお近くで「なつい式湿潤療法」をしているとH.P.に書いてあった△△診療所を受診されました。
これで痛く無い処置をして貰えると思い、受診されましたが、熱傷部をこすって洗われ、めちゃくちゃ痛かったそうです。
そこで、再度色々と調べられ、ご遠方より当院を受診されました。
「湿潤療法をしております」とH.P.に書いてありましても、正しい湿潤療法をしていない医療機関が残念ながら御座います。
傷をこすったり、石鹸で洗ったり、もちろん消毒したりされたら、それは湿潤療法では御座いません。
医師から詳しい説明が無いまま、激痛を伴うことをされたら、そこの医療機関は正しい「なつい式湿潤療法」をしていないと思って頂いて良いと思います。
ハイドロコロイドを用いて治療致しました。
当院での処置の最中は全く痛く無かったそうで、驚かれていました。
また、前医からは安静にするように指導されていたそうです。
しかし、歌って踊って良いことを説明致しますと、かなり喜ばれていました。
「ここへ来て、良かったです!」と言って頂き、とても嬉しかったです。
なつい式湿潤療法で治療致しますので、一度も消毒はしておりません。
感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
毎日、シャワー、入浴 OK です。