患者さんは、20代です。
海外で熱々の油を浴びて熱傷されました。
現地の病院を受診。
ゲーベンクリーム、ガーゼ処置を受けられました。
痛みが強いために、ネットで色々と調べ、熱傷後2日目に帰国。
空港から直接、「なつい式湿潤療法」目的にて当院を受診されました。
ゲーベンクリームがべったり熱傷部に塗られておりました。
すぐに拭き取りました。
ゲーベンクリームには界面活性剤が入っております。
つまり洗剤です。
ゲーベンクリームは絶対に使用してはいけない薬剤です。
なぜこんな薬剤と言えない薬剤が存在しているのか。
全く不思議です。
ゲーベンクリームは創部を深くし破壊致します。
また、強い痛みを伴います。
絶対に使用してはいけない薬剤だと考えております。
プラスモイストV1 を用いて治療致しました。
熱々の油は100度以上です。
また、ゲーベンクリームを塗られていました。
それにも関わらずケロイドにならず、ほっとしました。