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粉瘤(頭部)をくりぬき法で摘出|剃毛ほぼ不要・術後すぐに入浴OK

術中

大阪市淀川区・新大阪にある
こおりたひろ整形形成外科クリニック 院長の郡田です。
今回は、頭部にできた粉瘤(アテローム)を剃毛ほとんどなしで手術し、
術後も毎日入浴可能だった40代男性の症例
をご紹介します。


👨‍⚕️ 患者さんについて

患者さんは40代の男性です。
1年ほど前から頭部にできもの(粉瘤)があり、手術を希望して
複数の皮膚科・形成外科を受診されたそうです。
ところが、いずれのクリニックでも以下のように説明を受けたとのことでした:
「手術のために広範囲の剃毛が必要です」
「術後は1週間ほど入浴できません」
このような説明に不安を感じられ、
できるだけ剃毛せず、術後も普通にシャワーを浴びられるクリニック
をインターネットで探された結果、

当院を見つけて、ご遠方より手術目的でご来院くださいました。


🔧 手術について|くりぬき法を選択

当院では、頭部の粉瘤に対しても5mmのパンチを使用した
くりぬき法」を行っております。

この方法では、
必要最小限の剃毛で済み、見た目への影響が少なく、
・傷も最小限
・粉瘤の被膜(袋)までしっかり摘出することで、再発リスクを抑えることができます。
この患者さんにもほとんど剃毛せずに手術が可能でした。


💧 術後の処置|なつい式湿潤療法で痛みも感染もなし

術後の創部は、なつい式湿潤療法で管理しています。
そのため、
・消毒は一切行っておりません
・抗生物質も処方しておりません(感染しなかった為)
・術後翌日からシャワー・入浴OK
また、術後のケアについては以下のようにご案内しています:
・翌日から創部に直接シャワーを当てて洗ってください
・ただし、シャンプーや石鹸の泡は創部に入らないよう注意
(理由:泡の界面活性剤が痛みと傷の悪化を招くため)
シャワーで水を流すだけであれば、ほとんど痛みはありません
日常生活をほとんど変えずに治療を進めることが可能です。


✅ まとめ|頭部粉瘤も安心して手術できます

・広範囲の剃毛は不要
・術後の制限も最小限(入浴・シャワーOK)
・くりぬき法+湿潤療法で、きれいに・快適に治療可能

 

術前

術前

術中

術中

術直後

術直後

術後1日

術後1日

術後3日

術後3日

術後6日

術後6日

術後15日

術後15日

🔵 粉瘤(アテローム)に関するよくあるご質問(FAQ)


Q1. 粉瘤とは何ですか?

A.
粉瘤(ふんりゅう、アテローム)とは、皮膚の下にできる袋状の良性腫瘍です。
中には皮脂や角質が溜まっており、自然に消えることはほとんどありません。
放置すると炎症を起こし、腫れ・痛み・膿が出ることがあります。


Q2. 粉瘤は自然に治りますか?

A.
自然に治ることは基本的にありません。
小さくなることがあっても、内部の袋(被膜)が残るため、
再発することが多いです。

再発予防には手術による摘出が必要です。


Q3. 炎症があるときは手術できないのですか?

A.
他院で「炎症があると手術できない」と言われることがありますが、
当院では炎症があっても「くりぬき法」による手術が可能です。
むしろ早期の手術により、痛みや腫れが早く改善します。


Q4. 抗生物質では治らないのですか?

A.
炎症が強い粉瘤には抗生物質は無効です
なぜなら、炎症は袋の内部で起きており、その袋には血流がないため、
薬の効果が届かないからです。

よって、袋ごと手術で取り除くことが根本的な治療になります。


Q5. 手術はどんな方法ですか?

A.
当院では「くりぬき法」という方法を用いて、できるだけ小さい傷で
袋(被膜)まで完全に取り除きます。

傷跡も非常に小さく、術後の痛みも最小限です。


Q6. 術後の処置はどのように行いますか?

A.
なつい式湿潤療法という方法で、傷を乾かさずに治す処置を行っています。
・消毒しません
・ガーゼ交換不要
・シャワー・入浴も翌日からOK
・抗生物質も基本的に処方しません
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Q7. 術後に再発することはありますか?

A.
袋を完全に摘出できれば再発はほとんど御座いません。
当院では術中に被膜をしっかり取り除くことを重視しています。


Q8. 手術後の痛みや腫れはどの程度ありますか?

A.
炎症が強かった症例でも、術後の痛みは少ないケースがほとんどです。
多くの患者様が「想像していたより痛くない」と話されます。


Q9. 粉瘤が小さいうちに手術した方が良いですか?

A.
はい、小さいうちに手術することで、傷跡も小さく、
手術時間や回復も短く済みます。

炎症が起きてからでは、痛みも強く治療が複雑になります。


Q10. 粉瘤の手術は健康保険が使えますか?

A.
はい、粉瘤の手術は保険診療の対象です。
手術の規模や部位により、負担額が異なる場合があります。

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