深爪が原因で爪郭炎(そうかくえん)と肉芽形成を起こした20代の患者さんの症例をご紹介します。
◆ 患者さんについて
患者さんは20代の方です。
数か月前に深爪をしてしまってから、爪の周囲(爪郭)に赤く盛り上がった肉芽ができ、
痛みが徐々に強くなってきたとのことでした。
近くの〇〇皮膚科を受診され、数回にわたり液体窒素による治療を受けたそうですが、
「毎回すごく痛いだけで、まったく良くならなかった」
と感じていたそうです。
手術をお願いしても、「できない」と断られてしまい、
「一日でも早く治したい」との思いでインターネットで調べ、当院を受診されました。
◆ 当院での治療内容
当院では、根本的な治療が必要と判断し、手術(くい込み部の除去)を実施しました。
術後の創部管理は、すべてなつい式湿潤療法にて行っております。
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消毒は一切しておりません
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抗生物質の処方も不要でした(感染兆候なし)
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術後すぐから毎日シャワー・入浴OK
◆ 術後の経過と患者さんの声
治療後は痛みも完全に消失し、肉芽もすっかり引きました。
「もう、全く痛く無いです。すごい!」
と、驚きと喜びの声をいただきました。
さらに、
「この治療法(なつい式湿潤療法)を考えた先生は本当に凄いと思います」
と、感謝のお言葉も頂戴しました。
◆ 爪郭炎や肉芽でお悩みの方へ
深爪や爪の食い込みが原因で、炎症や肉芽が治らない場合は、根本治療と適切な創傷管理が必要です。
「液体窒素を繰り返しても良くならない」「痛みが続いている」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
大阪市淀川区・新大阪にある【こおりたひろ整形形成外科クリニック】
(正面)

術前(上)

術直後(上)

術後1日(上)

術後23日(上)
(斜位)

術前(斜位)

術直後(斜位)

術後1日(斜位)

術後23日(斜位)
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術前(正面)

術直後(正面)

術後1日(正面)

術後23日(正面)