粉瘤(アテローム)や傷やけど治療はこおりたひろ形成整形外科クリニックへ|粉瘤|アテローム|なつい式湿潤療法|大阪|

植皮が必要と言われた患者さん達へ。②

初診時

 前回ブログを書いてから、
「植皮が必要と言われたんですが、湿潤療法で治りますか?」
というお問い合わせが非常に増えております。
まず最初にご理解して頂きたいことは、診察する事無く、
お電話だけでは何ともお答えのしようが御座いません。
よって、おそらくとしか言いようが無いのですが、
ほとんどの場合、植皮する事無く治療する事が出来ます。
「皮膚が黒くなっているのですが・・・まだ間に合いますか?」
というお問い合わせも良く御座います。
皮膚が黒くなっているという事は、皮膚が壊死しているからです。
なぜ壊死しているかと言うと、それはほとんどの場合、間違った治療をしているからです。
正しい治療をしていれば、血流障害の有る患者さん以外、ほぼ壊死する事は御座いません。(2016.05.9H.P.ご参照下さい)
また、感染予防目的で植皮を勧められる場合も有る様です。
植皮をすると感染を防げる???あり得ません。(と思います)
植皮をした方が、逆に術後感染しやすくなると思います。
ほとんどの場合、植皮せずに治ります。
ましてや、お子さんに植皮なんて(1歳半以下の掌の熱傷以外)
私は、大大大反対です。
もしも、ご自身、ご家族、ご友人等で植皮を勧められ困られている患者さんがいらっしゃったら、
是非とも正しい湿潤療法をしている医療機関(当院である必要は御座いません)を受診されるよう、
勧めてあげて下さい。
一旦植皮をされると、もう元に戻す事は出来ません。
大袈裟な様ですが、人生が変わります。

 

関連記事

  1. 初診時

    低温熱傷 7歳 足関節(なつい式湿潤療法)

  2. 初診時(2)

    熱傷 前腕(湿潤療法)

  3. 初診時(水疱膜切除後)

    熱傷 大腿(湿潤療法)

  4. 初診時2

    かぶれ 手(なつい式湿潤療法)

  5. 初診時2

    アトピー性皮膚炎???(湿潤療法)

  6. 初診時2

    下腿の熱傷です。(湿潤療法)