患者さんは、30代です。
約5年前より、頚部に粉瘤(アテローム)が有ったそうです。
最近になり腫れだしてきて痛みを伴うようになってきたので、近医である〇〇皮膚科を受診されました。そこの医師から
「炎症が強いと手術は出来ません。とりあえず、炎症を引かせるために、抗生物質を内服して下さい。」
と言われたそうです。
しかし、抗生物質は内服しても全く効果がないどころか、痛みが増してきたために、炎症が強くても手術をして貰える医療機関を探され、当院を受診されました。
こういう経緯で当院を受診される患者さんは、非常に多いです。
炎症性粉瘤に対して、抗生物質は無効です。
また、炎症が強くても、全く問題なく手術が出来ます。
とりあえず、排膿処置のみを勧める医療機関も沢山あるそうですが、全く問題なく根治的手術をすることが可能です。
痛みが強かったために、当日手術をさせて頂きました。
(幸い?外来がすいてもおりました。)
くりぬき法で手術致しました。
術後、毎日シャワー、入浴 OK です。
術後、感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。














![Intraoperative Photo – Neck Epidermoid Cyst (Male, 30s)|Removing the Capsule via Punch Excision [Osaka] - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| Intraoperative photo of a neck epidermoid cyst (male, 30s) showing capsule removal through a small punch opening using the Natsui-style method.](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2025/10/epidermoid-cyst-neck-30s-male-during-surgery-capsule-excision-punch-excision-natsui-method-caption-400x400.jpg)

![Epidermoid Cyst (Cheek, Female 50s) – Preoperative Photo Showing the Cyst Before Surgery [Osaka] - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| Preoperative photo showing an epidermoid cyst on the right cheek (female, 50s). A small subcutaneous lump is visible before punch excision and Natsui-style moist wound healing.](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2025/10/epidermoid-cyst-cheek-50s-female-before-surgery-punch-excision-natsui-method-caption-400x400.jpg)






