患者さんは、2歳の可愛い可愛い女の子です。
アイロンで右大腿を熱傷されました。
その後、近医皮膚科を受診。
「植皮が必要かもしれません。」と医師より言われたそうです。
そこで、心配になり、色々と調べられ「湿潤療法」目的にて当院受診されました。
(おそらくお母様は心配で一晩眠れなかったと思います。)
一連の「湿潤療法」の説明の後、植皮が必要なほどの熱傷とはどれほどの創部なのかと思い、処置室で診察。
「こっこれで植皮ですか・・・」
言葉を失いました。
この程度の熱傷に対し植皮が必要かもしれないとお答えになられた先生は、ご自分のお子様が同じような状態であっても、「植皮」をお考えになられるのでしょうか?
当院では、ハイドロコロイドで加療致しました。
いつものように、消毒なし、ガーゼなし、シャワーOKです。
感染状態でも御座いませんので、抗生剤の内服も不要です。
4日で綺麗に治りました。
親御さんにも喜んで頂きました。
- ホーム
- 院長ブログ
- なつい式湿潤療法 moistcare 熱傷 Burn
- 2歳 女児 植皮が必要と言われた大腿熱傷です。(湿潤療法)