粉瘤(アテローム)や傷やけど治療はこおりたひろ整形形成外科クリニックへ|粉瘤|アテローム|なつい式湿潤療法|大阪|

粉瘤(頚部・炎症性)を手術で治療|「手術不可」と言われた症例と4年半後の写真

術前2

患者さんの背景

  • 年齢:20代

  • 症状:頚部に粉瘤(アテローム)ができ、急速に腫脹・疼痛が増強

  • 初診医療機関:地元の〇〇市民病院

    • 「炎症が強い間は手術できない。まず抗生物質で様子を見ましょう」と説明

    • しかし内服しても炎症は悪化し、腫れと痛みが増した


◆ 当院を受診された理由

  • 検索キーワード例:「粉瘤 炎症中 手術 くりぬき法」「首 粉瘤 手術 大阪」

  • 目的:炎症が強くても手術可能な医療機関を探して来院


◆ 当院の治療方針

炎症性粉瘤でも安全にくりぬき法で摘出できる」ことを重視し、下記を徹底しています。

  1. 最小切開パンチ法(くりぬき法)

    • 炎症の有無にかかわらず、被膜まで確実に除去

    • 手術時間は約15分、縫合不要

    • 当院の再発率は1%未満(確認可能な症例ベース)

  2. なつい式湿潤療法による創部管理

    • 消毒液は一切使用せず、ハイドロコロイド素材で湿潤環境を保持

    • 術後すぐにシャワー・入浴が可能

    • 感染兆候がないため抗生物質は処方せず、痛みも最小限


◆ 術後経過と結果

  • 腫脹は速やかに軽減し、疼痛も消失

  • 傷跡は極小で目立ちにくく、日常生活への支障なし

  • 患者さんからは

    「炎症があっても即日で手術してもらえて、本当に助かりました」
    とのお言葉をいただきました。


◆ 炎症中でも手術できる理由

 

術前

術前

術中(粉瘤内容物を排出)

術中(粉瘤内容物を排出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

術直後

術直後

術後1日

術後1日

術後3日

術後3日

術後10日

術後10日

術後17日

術後17日

術後24日

術後24日

術後4年半

術後4年半

🆕 追記(2025年10月)

この患者さんが別件で再診された際に、術後8年の経過写真を撮影しました。
4年半後の時点でも傷跡はほとんど分かりませんでしたが、
8年経過後も同様に美しく、再発もありません。

長期経過を見ても、
くりぬき法なつい式湿潤療法による治療の確実性が確認できました。

頚部の炎症性粉瘤をくりぬき法で摘出後、なつい式湿潤療法で治療した患者の術後8年経過写真。再発もなく、傷跡はほとんど分からない。

術後8年の頚部粉瘤(炎症性)治療後の様子。くりぬき法+なつい式湿潤療法により、長期経過でも傷跡は極めてきれいです。


🖊️ 執筆者情報

執筆者:郡田 大宇 医師
こおりたひろ整形形成外科クリニック 院長)
専門分野:整形外科・形成外科・熱傷・粉瘤手術
経験・実績:粉瘤手術を中心に累計6,000件(年間約500件)以上の手術実績。
粉瘤、ケガ、やけどなど、くりぬき法なつい式湿潤療法による症例を
ブログに1,000例以上掲載しています。

すべての症例は院長自身が診察・手術・経過観察を行っています。
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