患者さんは40代の方です。
転倒により外傷を負われ、ネットでご自身で調べられた結果、
「なつい式湿潤療法」をご希望されて、当院を受診されました。
創部の状態を確認した上で、ハイドロコロイド製剤を用いた湿潤療法を行いました。
当院では、なつい式湿潤療法の基本方針に従い、消毒は一切行いません。
また、感染徴候が見られなかったため、抗生物質も処方しておりません。
処置後も創部の状態は安定しており、痛みなく順調に治癒が進行しました。
日常生活に支障が出ないよう、毎日のシャワー・入浴も問題なく可能です。
【よくあるご質問:湿潤療法に関して】
Q1:傷口を消毒しなくて大丈夫なんですか?
A1:はい。消毒は傷の治癒を妨げることがあり、当院では行っておりません。
傷を消毒すると傷は急速に深くなります。
結果、傷跡が残ります。
Q2:抗生物質を飲まなくて本当に感染しませんか?
A2:はい。感染兆候がなければ抗生物質は不要です。
むしろ不必要な抗菌薬使用は避けるべきと考えています。
抗生物質は感染したら飲む薬剤であり、感染予防で内服する薬剤では御座いません。
(癌になるのが嫌だからと、毎日抗がん剤を内服しますか?私はしません。)

初診時

加療後6日







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