新大阪の整形外科(リハビリ、交通事故治療)、形成外科(湿潤療法、粉瘤(アテローム)のくりぬき法等)

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 1歳の可愛い可愛い男の子

手掌、手指を熱傷され、加療させて頂きました。

湿潤療法にて、皮膚は治りました。

しかし、残念ながら手掌にやや拘縮傾向が認められます。

御両親からは非常に感謝して頂いていますが、やはり親です。

少しでもその拘縮が良くならないものかと、色々と調べ、研究され、ご質問に来院されました。

(御両親は、毎日何度もワセリンを塗り、お風呂に入りふやかし、手掌を広げる運動をしたりと、それはもう親として出来るだけの事をと、本当に必死でされておられます。愛情の深さを感じます。頭が下がります。)

しかし、本当に本当に残念ながら、1歳6カ月より小さいお子様の手掌、手指の熱傷では瘢痕拘縮はほぼ前例に起きます。

 

以下、夏井先生のH.P.からの抜粋です。

 1歳6ヶ月より小さい乳幼児の手掌,手指の熱傷では瘢痕拘縮による進展障害は,ほぼ全例に起きます。これは治療の巧拙,治療法の違いというより,人間の手の構造によるものです。[1歳6ヶ月以前で,手掌や手指の深めの熱傷]では,完璧な湿潤治療をしても,どんなに予防をしても,残念ですが瘢痕拘縮がほぼ必ず起こります。
 残念ですが,手指の瘢痕拘縮は自然に治ることは絶対になく,マッサージや装具もほとんど効果がないことが多いです。ステロイド軟膏もステロイドテープも効きません。
 唯一の治療法は瘢痕拘縮形成術(場合によっては皮膚移植を追加)となりますが,手術をすれば間違いなくて指は正常の動きができるようになります(よほど下手な手術をしない限り)。手術をしなければ,一生指は伸ばせないままですから,是非,手術を受けるべきと考えます。
 手指は機能が全てです。これは「傷跡はきれいだが満足に動かない手指」と「きずあとは目立つが普通に動く手指」のどちらを選ぶか,という選択の問題です。私なら見栄えより指としての機能を最優先します。 手術は「手の外科」の専門医,あるいは形成外科で行います。どの時期に手術するかも含め,早めに受診されたほうがいいでしょう。

 非常に残念なのですが、これが現実の様です。そして、この事を説明する時が一番つらいです。


2013年7月12日  6:00 AM |カテゴリー: 湿潤療法 moistcare,熱傷 Burn

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