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CASE & TREATMENT REPORT

粉瘤(左もみ上げ部)をくりぬき法で摘出|湿潤療法で傷跡もきれいに治癒した一例【大阪・新大阪】

左もみ上げ部の粉瘤をくりぬき法で袋ごと完全に摘出し、なつい式湿潤療法で痛み少なく治癒した症例です。術後5年の再診でも傷跡はほとんど残らず、再発も認めませんでした。炎症時でも手術が可…

症例・処置実績 粉瘤 くりぬき法

症例写真を掲載しています 治療内容や経過を分かりやすくお伝えするため、患部・処置中の写真を含む場合があります。

【症例紹介】左もみ上げ部の粉瘤を「くりぬき法」で手術し、
なつい式湿潤療法で綺麗に治癒した一例

今回は、粉瘤(アテローム)の一例をご紹介いたします。
粉瘤は、皮膚の下にできる袋状の腫瘤(しゅりゅう)で、
比較的よく見られる良性の皮膚疾患
です。

ただし、「自然に治るだろう」と放置していると、
炎症を起こして赤く腫れたり、痛みが出たり、膿が出てきたりすることもあり、
再発を繰り返すケースもあります。
適切な診断と治療がとても大切です。


🎥 関連動画:粉瘤を「くりぬき法」で袋ごと摘出する実際の手術映像

こちらは、今回の症例とは別の患者さんの手術動画ですが、
粉瘤の被膜(袋)を4mmの小さな穴から完全に摘出する「くりぬき法」
の実際の様子をご覧いただけます。
を公開しています。

くりぬき法がどのように行われるのか、
被膜の見え方や手技の流れを分かりやすく確認できます。

▶ 【粉瘤手術】わずか4mmの穴から粉瘤を袋ごと取り出す|くりぬき法(Punch Excision)

▼ この動画の元となった症例はこちら(顔の粉瘤の症例)
粉瘤(顔)|くりぬき法で摘出し、術後1年経っても傷跡が目立たなかった症例

粉瘤手術についてより深く知りたい方や、
手術を検討されている方に大変参考になる内容です。
ぜひ合わせてご覧ください。


■ 患者さんの情報

・年齢:62歳
・性別:男性
・発症部位:左側もみ上げ部(耳の前あたり)
・初診時の経緯:他院では「抗生物質を処方して経過観察」との方針でしたが、
症状がまったく改善せず、
インターネットで当院を見つけて下さり、来院されました。


■ 手術方法:「くりぬき法(穿刺切開法)」で粉瘤を除去

当院では、粉瘤治療に「くりぬき法」を積極的に採用しています。
この方法は、粉瘤の中心に見られる「開口部(黒い点)」からアプローチし、
専用器具(トレパン)を使って小さな穴を開け、
内容物と袋(嚢腫)を丸ごと摘出する
低侵襲手術です。

<くりぬき法のメリット>

・傷口が非常に小さく、目立ちにくい傷跡
・手術時間が短く、日帰りで可能
・局所麻酔のみで対応可能
・粉瘤の袋をしっかり除去でき、再発率が低い
今回の症例でも、このくりぬき法で安全に粉瘤を摘出し、
術後の痛みも最小限でした。


■ 術後管理:「なつい式湿潤療法」で消毒・抗生物質なしでも良好な経過

手術後の創部管理には、「なつい式湿潤療法」を採用しております。
これは、医師・夏井睦先生が提唱する最新の創傷治療法で、
創部を乾かさず湿潤状態を保つことで、
以下のような利点があります。

<なつい式湿潤療法の特徴>

・消毒やガーゼ交換は不要
・痛みが少ない
・感染リスクが低い
・傷跡がきれいに仕上がる
今回の患者さんも、術後に一度も消毒は行っておらず、
抗生物質も処方しておりません
。

さらに、毎日のシャワー・入浴も問題なく可能でしたが、
感染は全く起こらず、順調に治癒しました。


■ 5年後の経過:綺麗な仕上がりに患者さんも満足

この患者さんは、術後から5年が経過したタイミングで、
別のご相談のため再び当院を受診されました。

その際、術後の部位(左もみ上げ部)を診察させていただきましたが、
とてもきれいに治っており、目立つ傷跡もありませんでした。
患者さんからも「綺麗に治ってよかった」と嬉しいお言葉をいただき、
写真の撮影に快くご協力くださいました(掲載許可ありがとうございます)。

左頬部にできた粉瘤(アテローム)の術前写真
粉瘤摘出前の状態です(左頬部に2cm大の腫瘤を認めます)。
頬部にできた約2cmの粉瘤の被膜を摘出している術中写真
頬部にできた粉瘤(約2cm)の被膜をくりぬき法にて摘出している術中写真です。
頬部の約2cmの粉瘤の被膜を摘出直後の写真
頬部に生じた約2cmの粉瘤の被膜を摘出した直後の状態です。
頬部粉瘤摘出術後1日目の写真(腫れや赤みの程度)
頬部にできた粉瘤を摘出した翌日の状態です。腫れは軽度で、感染所見はありません。
粉瘤摘出手術後5日目の頬部写真(腫れ・痛み・感染所見なし)
術後5日目の頬部の状態です。腫れ、痛み、感染傾向は認められませんでした。
頬にできた粉瘤の術後12日目。くりぬき法で摘出後、湿潤療法で治癒しつつある様子
術後12日目:頬の粉瘤摘出後、傷跡は平坦化し、感染や痛みはありません。
頬部の粉瘤をくりぬき法で摘出後、術後19日目。なつい式湿潤療法により傷跡はほぼ平坦化し、痛みや感染なし。
術後19日目:頬の粉瘤摘出部はほぼ治癒し、感染や痛みは一切認められません。
頬部の粉瘤摘出手術から5年経過。傷跡はほぼ消失し、痛みも全くなし。くりぬき法となつい式湿潤療法による治療例。
術後5年経過:頬の粉瘤摘出部は傷跡も目立たず、自然な皮膚の状態に回復しました。

■ 粉瘤でお困りの方へ|自然には治りません

粉瘤は自然に治ることはほとんどなく、放置していると炎症や感染のリスクが高まります。
炎症を起こしてからでは、かえって治療が難しくなることもあるため、早めの受診と適切な処置が大切です。

こおりたひろ整形形成外科クリニック(新大阪駅近く)では、
くりぬき法による低侵襲な手術と、なつい式湿潤療法による痛みの少ない術後管理を組み合わせた、粉瘤治療を行っています。

「これ、粉瘤かもしれない?」
「他院で経過観察と言われたけど、心配…」
「他院で抗生物質を処方されたけど、全然治らない…」

そんな方は、ぜひ一度、当院へご相談ください。

🔵 粉瘤(アテローム)に関するよくあるご質問(FAQ)


Q1. 粉瘤とは何ですか?

A.
粉瘤(ふんりゅう、アテローム)とは、皮膚の下にできる袋状の良性腫瘍です。
中には皮脂や角質が溜まっており、自然に消えることはほとんどありません。
放置すると炎症を起こし、腫れ・痛み・膿が出ることがあります。


Q2. 粉瘤は自然に治りますか?

A.
自然に治ることは基本的にありません。
小さくなることがあっても、内部の袋(被膜)が残るため、再発することが多いです。
再発予防には手術による摘出が必要です。


Q3. 炎症があるときは手術できないのですか?

A.
他院で「炎症があると手術できない」と言われることがありますが、
当院では炎症があっても「くりぬき法」による手術が可能です。
むしろ早期の手術により、痛みや腫れが早く改善します。


Q4. 抗生物質では治らないのですか?

A.
炎症が強い粉瘤には抗生物質は無効です。
なぜなら、炎症は袋の内部で起きており、その袋には血流がないため、薬が届かないからです。
よって、袋ごと手術で取り除くことが根本的な治療になります。


Q5. 手術はどんな方法ですか?

A.
当院では「くりぬき法」という方法を用いて、できるだけ小さい傷で袋(被膜)まで完全に取り除きます。
傷跡も非常に小さく、術後の痛みも最小限です。


Q6. 術後の処置はどのように行いますか?

A.
なつい式湿潤療法という方法で、傷を乾かさずに治す処置を行っています。
・消毒しません
・ガーゼ交換不要
・シャワー・入浴も翌日からOK
・抗生物質も基本的に処方しません
▶ なつい式湿潤療法ブログ一覧を見る


Q7. 術後に再発することはありますか?

A.
袋を完全に摘出できれば再発はほとんど御座いません。
当院では術中に被膜をしっかり取り除くことを重視しています。


Q8. 手術後の痛みや腫れはどの程度ありますか?

A.
炎症が強かった症例でも、術後の痛みは少ないケースがほとんどです。
多くの患者様が「想像していたより痛くない」と話されます。


Q9. 粉瘤が小さいうちに手術した方が良いですか?

A.
はい、小さいうちに手術することで、傷跡も小さく、手術時間や回復も短く済みます。
炎症が起きてからでは、痛みも強く治療が複雑になります。


Q10. 粉瘤の手術は健康保険が使えますか?

A.
はい、粉瘤の手術は保険診療の対象です。
手術の規模や部位により、負担額が異なる場合があります。

▶ 粉瘤ブログ一覧を見る


当院の治療理念:なつい式湿潤療法

「なつい式湿潤療法」は、日本の形成外科医であり、
湿潤療法の第一人者として高く評価されている
夏井睦先生 によって確立された治療法です。
この治療法は、消毒やガーゼを使用せず、創部を湿潤環境に保つことで、
痛みを最小限に抑え、治癒を促進します。
当院では、夏井先生の効果的な治療理念に基づいた創傷管理を実践しています。
▶ 夏井睦先生公式サイト「新しい創傷治療」


🖊️ 執筆者情報

執筆者:郡田 大宇 医師
(こおりたひろ整形形成外科クリニック 院長)

専門分野:整形外科・形成外科・熱傷・粉瘤・ほくろ・イボ・巻き爪手術
経験・実績:粉瘤手術を中心に累計6,000件(年間約500件)以上の手術実績。
粉瘤、ケガ、やけどなど、くりぬき法・なつい式湿潤療法
による症例をブログに1,000例以上掲載しています。

すべての症例は院長自身が診察・手術・経過観察を行っています。

▶ 院長プロフィールを見る

症例記事をご覧になる方へ

この記事は、当院で行った診療・処置の一例を医学情報として紹介するものです。症状や治癒経過、適した治療方法には個人差があります。写真と同じ結果を保証するものではなく、診断や治療方針は診察のうえで個別に判断します。

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大阪・新大阪で、粉瘤(アテローム)に対するくりぬき法の日帰り手術と、外傷・やけど・治りにくい傷の処置を行っています。傷跡に配慮した治療や、傷の状態と生活に合わせたケアをご希望の方もご相談ください。

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  • 保険診療の手術日(粉瘤、黒子、イボ、陥入爪等)は月、木、金曜日です。
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