新大阪の整形外科(リハビリ、交通事故治療)、形成外科(湿潤療法、粉瘤(アテローム)のくりぬき法等)
患者さんは、30代 女性です。
約15年前より腹部に粉瘤が有り、手術目的にて来院されました。
くりぬき法で手術致しました。
15年ぶんの垢がたまっておりましたので、結構大きな被膜でした。
粉瘤手術目的にて他院から来院される患者さんの多くの方は、前医において「とりあえず粉瘤を小さくする為に、抗生物質を内服しておいて下さい。」と言われ、長い患者さんになりますと1か月以上内服されておられる方がいらっしゃいます。患者さんは、医師から言われた為に当然効果があると思い、内服されておられます。
しかし、粉瘤は抗生物質を内服しても治りません。なぜなら、粉瘤の中身は「垢」だからです。「粉瘤」とは、毛穴がつまり、蒸発できなくなった皮脂がたまっていく病気です。よって、粉瘤の中身は「垢」なのです。よって、抗生物質を内服しましても「垢」の量は減りませんので、治りません。
術後、感染状態になった場合のみ、抗生物質を処方することも御座いますが、当院では過去1年間で粉瘤手術に関して抗生剤を処方した患者さんは2名です。その患者さんは、術後感染状態になったために処方致しました。
抗生物質は、感染状態(疼痛、腫脹、熱感、発赤)でないにも関わらず、内服してはいけません。体を守ってくれている常在菌が殺され、かえって感染しやすくなるからです。
術前
術中(粉瘤内容物を排出)
術中(粉瘤被膜を摘出中)
術中(摘出された粉瘤被膜)
摘出された粉瘤被膜
術直後
術後3日
術後8日
術後14日
術後22日
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