新大阪の整形外科(リハビリ、交通事故治療)、形成外科(湿潤療法、粉瘤(アテローム)のくりぬき法等)
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患者さんは、40代 です。 数年前より、背部に粉瘤があったそうです。 数日前より急に大きくなり、痛みも強くなってきたために、地元の○○形成外科を受診されました。 そこの医師からは ・炎症がひどいからすぐには手術が出来ない。 ・暫くの間毎日、「抗生物質の点滴」に通院する事。 ・「抗生物質」を暫くの間毎日内服する事。 と言われたそうです。 以下、私からの説明です。 ・炎症がひどくても手術は出来ます。むしろ、被膜が浮いていますので、しやすいくらいです。 ・粉瘤に抗生物質を投与しても効果は御座いません。粉瘤は被膜の中に垢が溜まる病気です。抗生物質投与により、垢の量は減りません。抗生物質の投与により減るのは細菌です。 痛みが強く、幸い(?)外来も空いておりましたので、当日手術させて頂きました。 もちろん術後、抗生物質は処方しておりません。 手術した当日から、お風呂、シャワー OK です。 術後の創部は湿潤療法で治療いたしますので、一度も消毒はしておりません。
2015年5月28日
6:00 AM |カテゴリー:
粉瘤 アテローム Atheroma,くりぬき法
患者さんは、1歳の可愛い可愛い男の子です。 熱湯の入った急須を倒してしまい、右大腿を熱傷されました。 すぐに地元の基幹病院救急外来を受診。 消毒、アズノール、ガーゼ処置だったそうです。 翌日も受診され、同処置を受けられたそうです。 いずれ、「植皮」が必要になるかもしれないと言われたそうです。 医師の処置、説明に納得がいかず、あまりに痛がるわが子を見ていられなくなり、色々と調べられ「湿潤療法」目的にてご遠方より受診して頂きました。 ・湿潤療法の説明。 ・水疱膜は感染源になるので切除する。 ・植皮は必要ない。 ・2週間以内には治る。 ・抗生物質は内服する必要は無い。 ・毎日、シャワー 入浴 OK 。 以上の説明をさせて頂きました。 ご両親はかなりホッとされておられました。 実際、1週間で治癒致しました。(通院回数3回)
2015年5月25日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,熱傷 Burn
患者さんは、1歳の可愛い可愛い男の子です。 テレビ台の角に左まぶたを直撃し、受傷されました。 お母さんは、「湿潤療法」に関し知識が有る方で、何かの時の為にと「傷パワーパッド」を購入されておられました。そこで、とりあえず「傷パワーパッド」を貼り一晩過ごされました。 一晩中色々と調べられ、翌日当院受診されました。 皮膚欠損創(コンクリートでこすられたような傷)では無く、割創でしたので、創傷被覆材(傷パワーパッド等)では無く、テープで皮膚同士を寄せることに致しました。 テープで寄せる場合は、最初が肝心です。 どうしても子供は貼ったテープを取ろうします。よって、なかなか取れないように工夫して貼る事が重要です。 また、出血を抑えるために圧迫する事が重要です。血液はそのうち固まり、血腫となります。 血腫がありますと、感染源になります。 よって、血腫が出来ないように圧迫する事が重要となります。 もちろん、消毒は一度も行っておりません。 毎日、シャワー、入浴 OK です。 感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。(抗生物質を内服することは、感染予防には成りません。抗生物質は、感染してから内服する薬です。)
本日は、学会出席の為、休診とさせて頂いております。 ご迷惑おかけいたしますが、ご了承の程、宜しくお願い致します。
2015年5月21日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,傷、怪我 Bruise
最近、耳を疑うような事を前医に言われて(されて)当院へ受診される患者さんが、複数人いらっしゃいましたので、ご紹介させて頂きます。
① 直径2cmほどの小さな低温熱傷で近くの皮膚科で加療中に、なかなか治らないからと「植皮をした方が綺麗に治る。」と言われ植皮を勧められた患者さん。 → もちろん「湿潤療法」で植皮せずに治る事を説明。ただ今加療中です。おそらくあと1か月ほどで治るでしょう。
② 直径2cmほどの粉瘤(アテローム)で近くの皮膚科を受診。炎症が強いからと抗生物質が処方され、「炎症が引いて1年くらいたってからでないと手術が出来ません。」と説明された患者さん。 → 粉瘤は垢が溜まる病気ですので、抗生物質を内服致しましても、治りません。また、炎症がいくら強くとも手術は出来ます。(2015年3月19日ブログ参照して下さい。)そして、1年間待つ意味は全く御座いません。(おそらく、この皮膚科の医師は手術をしたくなかったのだと思います。)
③ 直径1cmほどの粉瘤(アテローム)で近くの皮膚科を受診。かなり癒着しているから大きく切らないと摘出出来ないと言われた患者さん。 → 粉瘤が癒着しているという意味が、私の勉強不足なのかもしれませんが、分かりません。少なくとも、診察時はいつも通りの普通の粉瘤に私には見えました。いつも通り、5mmのパンチを使用し、くりぬき法で手術致しました。その後、傷は普通に治りました。
④ ○○美容外科でデリケートゾーンのレーザー脱毛をした際に、熱傷された患者さん。 → レーザー照射をする際に、レンズを付け忘れた?のかもしれません。「湿潤療法」で治療し治りました。
全員他府県からの患者さんでした。ご遠方よりわざわざ本当にご苦労様でした。かなりのご遠方より受診して頂きますと、恐縮してしまいます。 前医の悪口を書くつもりで書いているのでは御座いません。 私も、どこかで「郡田先生にあんなこと言われた。こんなことされた。」と言われているかもしれません。いや、言われているでしょう。 ただ、この4つのケースはあまりにも患者さんが可愛そうでしたので、敢えて書かせて頂きました。 5月21日(木曜日)は、学会出席のために、休診とさせて頂きます。 大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承の程宜しくお願い致します。
2015年5月18日
6:00 AM |カテゴリー:
診療
患者さんは、50代 男性 です。 20年前から右耳に粉瘤があったそうです。 今までに、手術希望で数件医療機関を受診されたそうですが、いずれの医師からも「しばらく様子を見ましょう。」と言われ、手術してもらえなかったそうです。 色々と調べられ、他府県より手術希望にて当院受診されました。 くりぬき法で手術致しました。(くりぬき法では限界の大きさでした。) 術後の創部は湿潤療法で治療致しますので、一切消毒はしておりません。 また、術後感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。 もちろん、毎日シャワー、入浴 OKです。 「すっきりしました。」と喜んで頂きましたので、私も嬉しかったです。
2015年5月14日
6:00 AM |カテゴリー:
粉瘤 アテローム Atheroma,くりぬき法
患者さんは、30代 女性 です。 海外旅行中に熱湯がかかり、熱傷されました。 現地の病院で加療されたそうですが、軟膏(詳細不明)、ガーゼ処置だったそうです。 帰国後すぐに地域の基幹病院を受診。 しかし、従来通りの治療(消毒、ガーゼ処置)だったために、痛みが強く、色々と調べられ「湿潤療法」目的にて当院受診されました。 ・湿潤療法の説明。 ・良く似た症例の治療経過写真の提示。 ・2週間ほどで治る事。 ・毎日シャワー、入浴OK ・感染状態では無いので抗生物質は内服する必要が無い事。 以上の説明をさせて頂き、ご安心されたご様子でした。 20日間(通院日数3日)ほどで治り、喜んで頂きました。
2015年5月11日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,熱傷 Burn
患者さんは、10代 女性 です。 ボールがメガネに当たり、受傷されました。 湿潤療法目的にて来院されました。 創傷被覆材を貼り、治療致しました。 もちろん、毎日シャワー、入浴 OKです。 消毒は一切行っておりません。 感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
2015年5月7日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,傷、怪我 Bruise
患者さんは、40代 男性 です。 数年前より、頚部に粉瘤が有り、手術目的にて来院されました。 くりぬき法で手術致しました。 術後は、湿潤療法で治療致しました。 よって、一度も消毒はしておりません。 毎日、シャワー、入浴OKです。 術後、感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
2015年5月4日
6:00 AM |カテゴリー:
粉瘤 アテローム Atheroma,くりぬき法
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