新大阪の整形外科(リハビリ、交通事故治療)、形成外科(湿潤療法、粉瘤(アテローム)のくりぬき法等)
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患者さんは、40代 男性 です。 1週間前より、痛くて痛くて眠れないという事で、来院されました。 破裂する寸前のような粉瘤が背部に御座いました。 以前、今回の粉瘤の上に粉瘤が有り、他院で手術を受けられておられます。 手術創部があまりにも大きかった為に、色々と調べられ、当院を受診されたそうです。 幸い(?)外来が空いておりましたので、受診当日に手術をさせて頂きました。 手術はくりぬき法で行いました。 術後は湿潤療法で加療致しますので、一度も消毒はしておりません。 手術当日よりシャワーOKです。 翌日からは入浴もOKです。 感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
2015年6月29日
6:00 AM |カテゴリー:
粉瘤 アテローム Atheroma,くりぬき法
患者さんは、2歳の可愛い可愛い女の子です。 カップ麺の汁をこぼし、胸部、左大腿を熱傷されました。 地元でのかかりつけの○○小児科を受診。 ソフラチュール、ガーゼ処置を受けられ、抗生物質が処方されました。 ○○小児科では継続治療が困難と判断され、地元の○○皮膚科を紹介することになったそうです。 しかし、親御さんが色々と調べられ、「湿潤療法」目的にて、当院をご遠方よりご受診されました。 ○○小児科では、幼稚園には1週間行かないように言われたそうです。 私からは、以下の説明をさせて頂きました。 ① 湿潤療法の説明。創傷被覆材で治療する事。 ② ソフラチュール、ガーゼは創部にくっつき剥がす際に出血します。よって、それらは、創部に貼ってはいけません。 ③ 感染状態では無いので、抗生物質の内服は中止しましょう。抗生物質を内服する事は、感染予防にはなりません。抗生物質は、感染してから内服するお薬です。 ④ 幼稚園には行っても全く問題御座いません。プールに入っても、踊っても、走っても、全く問題御座いません。当院で熱傷加療中の患者さんで、フルマラソンを走った方もおられます。 ⑤ 同様症状の経過写真を診て頂き、2週間ほどで治る見込みである事。 幼稚園に行ける!というだけで、かなり喜んで頂きました。 運動する事が、創治癒の過程を障害する事は、ほとんど御座いません。 よって、感染していないのであれば、安静にする必要は全く御座いません。
<胸部>
<大腿>
2015年6月25日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,熱傷 Burn
患者さんは、30代 女性 です。 自転車で転倒され、受傷されました。 腰痛で当院を受診された事のある患者さんでしたので、すぐに当院をご受診されました。 創傷被覆材で治療致しました。 もちろん、消毒は一切しておりません。 毎日、シャワー 入浴 OK です。 感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
本日と明日は、都合により休診とさせて頂いております。 大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご了承の程宜しくお願い致します。
2015年6月22日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,傷、怪我 Bruise
患者さんは、40代 男性 です。 数年前より背部に粉瘤が有り、手術目的にて、ご遠方より当院ご受診されました。 くりぬき法で手術致しました。 術後の創部は湿潤療法で治療いたしますので、一切消毒はしておりません。 手術翌日より、創部に直接シャワーでお湯をかけて洗い流して頂きます。 入浴もOKです。 術後感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
6月22日、23日は都合により、休診とさせて頂きます。 大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承の程宜しくお願い致します。
2015年6月18日
6:00 AM |カテゴリー:
粉瘤 アテローム Atheroma,くりぬき法
患者さんは、3歳の可愛い可愛い女の子です。 他府県でキャンプをしている際に、熱湯が体にかかり熱傷されました。 キャンプ場の近くの救急病院を受診。ガーゼ処置だったそうです。 翌日、自宅に帰り、親族がご勤務されている地域の基幹病院である○○病院形成外科を受診されました。 そこでは、石鹸で創部を洗い、フィブラストスプレー、アズノール軟膏を塗る処置を3日間受けられました。 あまりにも痛がり暴れる娘を無理やり押さえつけてする処置に納得がいかず、また、今後の経過等に関してあまり詳しい説明が無かったことにも納得がいかず、色々と調べられ、「湿潤療法」目的にて当院をご受診されました。 創部を石鹸で洗ったら、大人だって痛くて痛くて、涙が出ると思います。その上、フィブラストスプレー、アズノールです。これら2つの薬品は、創部を深くします。よって、痛くなって当然です。僕だって、暴れると思います。 洗う事は重要ですが、石鹸を使用してはいけません。石鹸は界面活性剤が入っておりますので、創部が深くなります。 シャワーのお湯をかけ流すだけで良いのです。 医師からは、創部からの浸出液が多いからという理由で、石鹸で洗うように言われたようです。 創部からの浸出液は「細胞成長因子」というもので、創部を治そうとして自分の体から出てくる、非常に大切な液です。ですから、極力大事にしないといけないといけない「液」なのです。 「細胞成長因子」を極力創部にとどまらせるために創部に蓋をして、絶えず創部が新鮮な「細胞成長因子」で満たされるという特殊な環境を人為的に創ってあげる治療が、「湿潤療法」です。 湿潤療法の原理を説明させて頂きました。 また、3週間ほどで治るであろうことも、説明させて頂きました。 もちろん、毎日シャワー、入浴 OK です。 感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。 初診時、前医からつけられていたガーゼを剥がし、創傷被覆材に変えたとたんに 「痛く無くなった!」と元気に大きな声で言ってくれたことが、非常に嬉しかったです。 しかし、やはり今までの押さえつけての処置がトラウマとなっているのでしょう。 僕自身が怖かったのかもしれません。 毎回、処置の際には、泣かれてしまいました。 しかし、3週間ほどで綺麗に治り(通院回数 6回)、大変喜んで頂きました。 おそらく、石鹸洗浄、フィブラストスプレー、アズノール処置をあと3回継続して受けられていたとしたら、創部の一部がケロイド状になっていたと思います。 最後は本当に可愛いニッコリ笑顔でした。
この日は、ご機嫌斜めで、胸部、上腕の診察はさせて貰えませんでした。子供の診察は、本当に難しいです。まだまだ精進が必要です。
2015年6月15日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,熱傷 Burn
患者さんは、20代 男性 です。 走っている際に転倒され受傷されました。 「湿潤療法」目的にて、当院受診されました。 創傷被覆材で加療致しました。 もちろん、一度も消毒はしておりません。 毎日、シャワー、入浴 OK です。 感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
手掌の皺も、きちんと元通りに治ります。 (別人にはなれません。)
2015年6月11日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,傷、怪我 Bruise
患者さんは、30代 女性 です。 背部の粉瘤が急に大きくなり、痛みが強くなってきたために、色々と調べられ、ご遠方よりご受診して頂きました。 他院で手術希望で受診したにも関わらず「炎症が強いから。」という理由で、抗生物質だけ処方され、手術を断られる患者さんが多いです。 しかし、炎症が強くても手術は可能です。 全く問題無く手術は出来ます。 そして、炎症が強い粉瘤の患者さんが抗生物質を内服致しましても、効果はほとんど御座いません。 炎症が強い粉瘤は、被膜の中で感染しております。よって、被膜の中は、細菌だらけです。 しかし、被膜の中には血管は御座いませんので、抗生物質をいくら内服致しましても、その効果は粉瘤内部にまでは到達致しません。よって、粉瘤に対し抗生物質を内服致しましても、ほとんど効果は無いと思います。 手術はくりぬき法で行いました。 術後は湿潤療法で加療致しますので、一度も消毒はしておりません。 また、術後翌日からは、創部に直接シャワーのお湯をかけて、洗い流して頂きます。 よって、毎日シャワー、入浴 OK です。
「くりぬき法」は、内容物を排出し、被膜を小さくしてから、被膜を摘出致します。 よって、小さい創部からでも比較的大きな粉瘤を摘出する事が出来ます。
術後翌日から、この創部に直接シャワーのお湯をかけて、洗い流して頂きます。 これが一番の感染予防となります。 (痛みは不思議とさほど強く御座いません。)
2015年6月8日
6:00 AM |カテゴリー:
粉瘤 アテローム Atheroma,くりぬき法
患者さんは、40代 女性 です。 熱湯が左上腕にかかり、熱傷されました。 すぐに、地域の基幹病院である○○病院救急外来を受診されました。 そこで、消毒、ガーゼ処置を受けられました。 翌日、地域では有名な○○皮膚科を受診。 消毒し、アズノールを塗られたそうです。 医師からは、傷跡は結構残ると説明されたそうでう。 感染予防にと、抗生物質も処方されていました。 医師の説明に納得がいかず、色々と調べられ、ご遠方より当院をご受診されました。 ・湿潤療法の説明 ・毎日シャワー、入浴 OK ・アズノールは使用してはいけない薬で有る事。 ・良く似た症例の経過写真 ・おそらく、2~3週間で治る見込み。 ・感染していないので、抗生物質の中止。 ・抗生剤の内服は、感染予防にはならない事の説明。 ・水疱膜は感染源になるので除去する事。 以上の説明をさせて頂き、安心されたご様子でした。 3週間足らずで治り(通院回数4回)、喜んで頂きました。 しかし、本当に他院を受診されてから当院を受診される患者さんは、不必要な抗生物質を処方されてから来院される患者さんが非常に多いです。 抗生物質を内服致しましても、感染予防にはなりません。 感染予防にならないどころか、体を守ってくれている常在菌が殺されますので、かえって感染しやすくなります。抗生物質は、感染してから内服するお薬です。 (抗がん剤は、癌になってから内服致します。癌になるのが嫌だからと、予防的に抗がん剤を内服している方はいらっしゃいません。予防的効果が無い点に置きましては、抗生物質も同じことです。)
血流が悪い為に、創部が白っぽいです。
湿潤療法で加療致しますと、加療数日後には血流が再開致しますので、創部が赤くなって参ります。
その後、だんだんと普通の皮膚色に戻っていきます。
2015年6月4日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,熱傷 Burn
患者さんは、60代 男性 です。 駐車場の車止めに足が引っ掛かり、転倒され受傷されました。 創部に異物が認められましたので、異物を除去し、創傷被覆材で加療致しました。 消毒は一度もしておりません。 もちろん、毎日シャワー、入浴 OK です。 感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
2015年6月1日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,傷、怪我 Bruise
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