新大阪の整形外科(リハビリ、交通事故治療)、形成外科(湿潤療法、粉瘤(アテローム)のくりぬき法等)
![]() |
|
患者さんは、1歳の可愛い可愛い女の子です。 電気ケトルをひっくり返し右上肢を熱傷されました。 地域の基幹病院である○○病院を受診されました。 ゲーベン、ガーゼ処置だったそうです。 なかなか治らない為に(そりゃあそうです。ゲーベンを塗っているのですから・・・)すぐに植皮を受けた方が良いと言われ、植皮の日程まで決まっておりました。 手術方法は、大腿内側から皮膚を切り取って、右上肢に植皮すると言われたそうです。 しかし、納得がいかないご両親は、植皮をせずに治す方法を色々調べられ、「湿潤療法」目的にて植皮手術予定日2日前に当院を受診されました。 以下、私からの説明です。 ① 植皮せずに約3週間ほどで必ず治る事。 ② 湿潤療法の説明。 ③ 毎日、シャワー、入浴 OK 。 ④ すぐに○○病院へ、手術室の予定もあるので、手術をキャンセルするお電話する事。 です。 手術キャンセルのお電話をすると、○○病院形成外科の医師から 「なんで植皮を辞めるんだ。湿潤療法でも治るのは治るけれども。」 と言われたそうです。 お母さんの頭の中は???で埋め尽くされたそうです。 湿潤療法でも治るならなんで植皮をすすめたんですか???と。 この医師は、どうしても植皮をしたかったのか、実は湿潤療法に関してあまり知識が無かったのか、どちらかなのでしょう。 さすがに、こんな可愛い1歳のお子さんに無理やり手術をしようとする医師では無いと思います。 おそらく医師として、植皮をしなければ治らないと思っていらっしゃったのだと思います。 そして、「湿潤療法」の事をあまりご存じでは無かったのだと思います。 (私も6年前までは、湿潤療法に関しほとんど知識が御座いませんでした。湿潤療法を知り、治療に取り入れだしたのは、今から約6年前からです。それまでは、当たり前のように、傷には消毒をしておりました。それまでの患者さんには、申し訳ない気持ちで一杯です。)
2016年5月12日
6:00 AM |カテゴリー:
湿潤療法 moistcare,熱傷 Burn
HOME|院長あいさつ・医院案内|
当院からのお知らせ|リンク集 |