新大阪の整形外科(リハビリ、交通事故治療)、形成外科(湿潤療法、粉瘤(アテローム)のくりぬき法等)
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患者さんは、11か月の可愛い可愛い男の子です。 炊飯器の蒸気を触ってしまい、熱傷されました。 「湿潤療法」をしていると宣伝している、近医の○○皮膚科を受診。 ワセリン塗ってラップを巻かれたそうです。 ご両親が色々と質問しましても、納得のいく説明が無く、 「大丈夫、大丈夫。」と軽い感じだったそうです。 この医師ではダメだと思われ、色々と調べられ、ご遠方より当院を受診されました。 前医の処置は、間違ってはおりません。ただ、説明不足だったために、患者さんのご両親が不安になられたのでしょう。 湿潤療法の説明を致しました。 同様の症例写真を提示し、今後の経過を説明致しました。 ハイドロコロイドで治療致しました。 もちろん、一度も消毒はしておりません。 もちろん、毎日シャワー、入浴 OK です。 感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。 残念ながら、1歳半以下の手掌熱傷の場合、湿潤療法で治療致しましても、拘縮が起こる場合が御座います。1歳半以下のお子様は、母親にしがみつく為に、手を握る力が強いからです。 今回の症例は、前医が消毒、ガーゼの処置では無く、ワセリン、ラップできちんと熱傷部を蒸らしておいて下さったので、拘縮することなく治癒致しました。
(実通院日数 4日)
2016年9月22日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,熱傷 Burn
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