新大阪の整形外科(リハビリ、交通事故治療)、形成外科(湿潤療法、粉瘤(アテローム)のくりぬき法等)
![]() |
|
患者さんは、1歳の可愛い可愛い男の子です。 床に置いてあったアイロンを触ってしまい、熱傷されました。 近医である○○整形外科を受診。 消毒、ガーゼ処置だったそうです。 説明、処置に納得のいかなかったお母さんは、必死に熱傷に関して色々と調べられました。 その結果、「湿潤療法」という治療法が有るという事に辿り着きました。 お母さんご自分の判断で、○○整形外科でしてもらっていたガーゼを剥がし、キズパワーパッドを毎日貼りかえておられたそうです。 自宅近くで湿潤療法をしているとH.P.に書いて有る、△△クリニックが有ったために、受診されました。 そこの医師からは 「毎日キズパワーパッドを貼りかえると、新しく出来た皮膚がはがれるので、毎日貼りかえてはいけません。」 と言われたそうです。 その説明に納得のいかなかったお母さんは、再度必死に調べられ、熱傷後4日目にご遠方より当院を受診されました。 診察の際、「○○整形外科の医師より、△△クリニックの医師より、お母さんの判断の方が正しいです。」と申し上げました。 ハイドロコロイドは、毎日貼り替えないといけません。 毎日、創部を直接シャワーで流して洗わないと、感染致します。(その際に石鹸を使用してはいけません。創部に直接界面活性剤を使用致しますと、強い痛みを伴い、創部が深くなるからです。) また、ハイドロコロイドを剥がす際に、新し皮膚がはがれる事は御座いません。 ハイドロコロイドと創部との間は、、浸出液(細胞成長因子)で満たされているので、新しい皮膚はハイドロコロイドに引っ付いていないからです。 本来、治療に関してプロでなければならない医師より、素人である患者さん、患者さんの親御さんの方が、治療に関して正しい知識をお持ちであるというケースは、「湿潤療法」に関しましては、非常に残念なのですが良く有ります。 ハイドロコロイドで治療致しました。 もちろん、一度も消毒はしておりません。 毎日、シャワー、入浴 OK です。その際に、毎日ハイドロコロイドは貼り替えて頂きます。 感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
2017年6月29日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,熱傷 Burn
HOME|院長あいさつ・医院案内|
当院からのお知らせ|リンク集 |