新大阪の整形外科(リハビリ、交通事故治療)、形成外科(湿潤療法、粉瘤(アテローム)のくりぬき法等)
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患者さんは、1歳の可愛い可愛い女の子です。 熱湯がかかり、熱傷されました。 地元の基幹病院である○○総合病院を受診されました。医師からは、あまり深くないからすぐに治るでしょうと説明を受けられたそうです。 そこでは、フィブラストスプレーをかけられ、ガーゼ処置だったそうです。 そして、毎日、石鹸で熱傷部を洗うように言われたそうです。 処置の為に、毎日通院するように言われ、毎日される処置の度に、大泣きする娘さんを見ていられなかったそうです。 最初は、深くない熱傷と説明を受けられたそうですが、なかなか治らない為に 「当初、思っていたよりも傷が深いです。跡は残るでしょう。2か月はかかるでしょう。治療方法はこのままで行きます。」 と医師から言われたそうです。 そこで、だんだんと納得がいかなくなったご両親が、色々と調べられ、湿潤療法の事をお知りになり、熱傷後5日目にご遠方より当院を受診されました。 以下、私からの説明です。 ① 毎日シャワー、入浴 OK です。 ② その際、石鹸は使用してはいけません。傷が深くなりますし、何より、めちゃくちゃ痛いです。 ③ フィブラストスプレーは使用してはいけません。めちゃくちゃ痛みを伴います。 ④ 毎日通院する必要は御座いません。週1回で十分でしょう。 私からの説明をお聞きになったご両親は、 「前の医者からの説明と全く違うので、戸惑っています。」と言われていました。 お気持ちはよく分かります。同じ医師なのに、全く違う説明をするのですから。 ハイドロコロイドで治療致しました。 毎回、当院での処置の最中は終始ニコニコ。 最後まで、一度も泣いたことは御座いませんでした。 (僕の子供のあやし方が上手だからでは御座いません。 湿潤療法の処置は、痛くないからです。) 2回目の受診の際、お母様が安堵から外来で泣いておられました。 加療後4日目の創部を見られたお母様は 「4日でもうこんなに良くなってる!今までの治療は一体何だったんですか?」 と言われておられました。
2018年3月22日
6:00 AM |カテゴリー:
なつい式湿潤療法 moistcare,熱傷 Burn
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