先日、ある有名皮膚科クリニックから患者さんが逃げて(?)来られました。
患者さんは、1歳の女の子です。コンロに接触し受傷されました。
近隣では有名な皮膚科を受診。残念ながら旧来通りの「消毒、ガーゼ、ゲーベンたっぷり」の治療を1週間受けられたそうです。
処置の度に泣き叫ぶわが子を見て、ご両親が治療に疑問を持たれ、ネットで「湿潤療法」を検索、当院受診となりました。
湿潤療法をすることにより、痛みもほとんど無く、1週間ですっかり良くなりました。
最初に受診された皮膚科の先生は、残念ながら「ゲーベンクリーム剤が傷を深くする」(夏井先生のHPより)事をご存じ無かったようです。
この先生、ある県の皮膚科医会会長先生です。雑誌、テレビにもよく登場されておられます。
残念ながら、「湿潤療法」はまだまだ少数派の様です。
1歳女子下腿の熱傷です。(湿潤療法)
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