背部の粉瘤(アテローム)です。(くりぬき法)

 患者さんは、30代 女性 です。

約10年前より、背部に粉瘤が有ったそうです。

色々と調べられ、ご遠方より来院して頂きました。

 くりぬき法で手術致しました。

術後は湿潤療法で治療致しますので、消毒は一切致しません。

よって、術後処置の際、痛みはほとんど御座いません。

手術当日からシャワーOKです。

感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。

 術後、当たり前のように「感染予防」という名目で抗生物質を処方する医療機関は、残念ながら未だに非常に多いのが現実です。

抗生物質は感染状態になった場合には内服しなければなりません。

しかし、感染状態(疼痛、腫脹、熱感、発赤)になっていないにも関わらず、抗生物質を内服してはいけません。

体を守ってくれている常在菌が死滅され、逆に感染しやすくなるからです。よって、感染状態では無いにも関わらず抗生剤を内服する事は、「感染予防」には成り得ません。

 当院では、ここ1年間で抗生物質を処方した患者さんは、術後感染状態になられた2名のみです。お二人とも3日間内服して頂きますと、治りました。

粉瘤(アテローム)摘出 術前

術前

粉瘤(アテローム)摘出 術直後

術直後

皮膚ごと摘出された粉瘤

皮膚ごと摘出された粉瘤

粉瘤(アテローム)摘出 術後1日

術後1日

粉瘤(アテローム)摘出 術後5日

術後5日

粉瘤(アテローム)摘出 術後12日

術後12日

 

 

 

 

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