患者さんは、20代 男性 です。
トラックの荷台のリフトに左中指を挟んで受傷されました。
地域の病院へ救急搬送され処置を受けました。
その際「手術をしてさらに骨を短くしないといけない。爪は生えてこない。」と言われたそうです。
そこで不安になり、父親と共に必死に色々と調べられ、夏井先生のH.P.に辿り着き、東京光が丘病院まで夏井先生の外来を受診する為に行かれました。
その後の治療を夏井先生からご紹介頂き、当院にて加療させて頂きました。
指尖部の損傷は、正しい湿潤療法をする事によって、再生します。
しかし、させて頂いた事と言えば、毎日水道水で洗い、プラスモイストで被覆して頂いただけです。
感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
再生した指をご覧になったお父様は、涙を流して喜んでおられました。
私も、非常に嬉しかったです。