患者さんは、40代 女性 です。
熱湯が左上腕にかかり、熱傷されました。
すぐに、地域の基幹病院である○○病院救急外来を受診されました。
そこで、消毒、ガーゼ処置を受けられました。
翌日、地域では有名な○○皮膚科を受診。
消毒し、アズノールを塗られたそうです。
医師からは、傷跡は結構残ると説明されたそうでう。
感染予防にと、抗生物質も処方されていました。
医師の説明に納得がいかず、色々と調べられ、ご遠方より当院をご受診されました。
・湿潤療法の説明
・毎日シャワー、入浴 OK
・アズノールは使用してはいけない薬で有る事。
・良く似た症例の経過写真
・おそらく、2~3週間で治る見込み。
・感染していないので、抗生物質の中止。
・抗生剤の内服は、感染予防にはならない事の説明。
・水疱膜は感染源になるので除去する事。
以上の説明をさせて頂き、安心されたご様子でした。
3週間足らずで治り(通院回数4回)、喜んで頂きました。
しかし、本当に他院を受診されてから当院を受診される患者さんは、不必要な抗生物質を処方されてから来院される患者さんが非常に多いです。
抗生物質を内服致しましても、感染予防にはなりません。
感染予防にならないどころか、体を守ってくれている常在菌が殺されますので、かえって感染しやすくなります。
抗生物質は、感染してから内服するお薬です。
(抗がん剤は、癌になってから内服致します。癌になるのが嫌だからと、予防的に抗がん剤を内服している方はいらっしゃいません。
予防的効果が無い点に置きましては、抗生物質も同じことです。)
血流が悪い為に、創部が白っぽいです。
湿潤療法で加療致しますと、加療数日後には血流が再開致しますので、創部が赤くなって参ります。
その後、だんだんと普通の皮膚色に戻っていきます。












![Intraoperative Photo – Neck Epidermoid Cyst (Male, 30s)|Removing the Capsule via Punch Excision [Osaka] - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| Intraoperative photo of a neck epidermoid cyst (male, 30s) showing capsule removal through a small punch opening using the Natsui-style method.](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2025/10/epidermoid-cyst-neck-30s-male-during-surgery-capsule-excision-punch-excision-natsui-method-caption-400x400.jpg)

![Epidermoid Cyst (Cheek, Female 50s) – Preoperative Photo Showing the Cyst Before Surgery [Osaka] - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| Preoperative photo showing an epidermoid cyst on the right cheek (female, 50s). A small subcutaneous lump is visible before punch excision and Natsui-style moist wound healing.](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2025/10/epidermoid-cyst-cheek-50s-female-before-surgery-punch-excision-natsui-method-caption-400x400.jpg)






