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2歳 胸部の熱傷です。(湿潤療法)

初診時

 患者さんは、2歳の可愛い可愛い男の子です。
カップラーメンの汁が胸部にこぼれて熱傷されました。
すぐに地元の基幹病院である○○病院を受診。
消毒、ガーゼ処置だったそうです。
また、感染予防にと抗生物質が処方されました。
先生の説明に納得がいかず、色々と調べられ「湿潤療法」目的にて、ご遠方より当院をご受診されました。
湿潤療法の説明をさせて頂きました。
創傷被覆材で加療致しました。
毎日、シャワー 入浴 OK です。
一度も消毒はしておりません。
感染状態では無いので、抗生物質の内服は止めて頂きました。
 抗生物質を内服する事は、感染予防にはなりません。
抗生物質は感染してから内服するお薬です。
抗生物質と言うお薬は、何も悪い細菌のみを殺してくれるお薬では御座いません。
体にとって必要な菌、体を守ってくれている菌をも殺してしまいます。
よって、感染していないのにも関わらず抗生物質を内服致しますと、体を守ってくれている菌を殺すことになりますので、逆に感染しやすくなります。
 抗がん剤は、癌になってから内服致します。癌になるのが嫌だからといって、癌では無いのに抗がん剤を内服する事は御座いません。
それと同じで、抗生物質は、細菌感染してから内服するものです。感染状態では無いのに抗生物質を内服してはいけません。
ちなみに、感染状態とは
 発赤
 腫脹
 発熱
 疼痛
この4徴候がそろって初めて感染状態となります。

初診時

加療後3日

加療後8日

もう治っております。

加療後18日

 半年も致しますと、熱傷部と正常皮膚の境目は分かりにくくなってきます。
1年もいたしますと、ほとんど分からなくなります。
綺麗に治すためには、熱傷後1日でも早く湿潤療法で治療する必要が御座います。
湿潤療法に移行するまでの期間が長く、その間に消毒されたり、有害薬剤(ゲーベンクリーム)を塗られたりされた患者さんほど、ケロイドになる傾向が御座います。
熱傷、怪我をされた際は、極力早くに湿潤療法をしている医療機関をご受診される事を勧め致します。

 本日より1週間、夏季休暇を頂いております。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承の程、宜しくお願い致します。

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