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炎症が強い背部の粉瘤(アテローム)です。(くりぬき法)

術前

 患者さんは、30代 女性 です。
2年前より、背部に粉瘤(アテローム)が有ったそうです。
最近になり、赤くなり、痛くなってきた為に
地元の○○形成外科を受診。(地元では有名な形成外科なんだそうです。)
その医師からは、
「粉瘤(アテローム)が3cmほど有るから5cmは切らないといけない。
とりあえず、抗生物質を内服しましょう。」
と説明を受け、抗生物質を1週間分処方されたそうです。
説明に納得がいかず、「炎症が強くても手術をしてもらえる医療機関」を探され、当院をその日の内に受診されました。
(患者さんは、1日のうちに2回、クリニックを受診されたという訳です。本当にご苦労様でした。)
・もちろん、炎症が強くとも手術は全く問題無くできる事。
・抗生物資は、炎症が強くてもほとんど効果が無い事。
を説明致しました。
本人の希望も強かったために、幸い(?)にも外来が空いておりましたので、当日、手術を行いました。
術後は湿潤療法で創部を治療致しますので、一度も消毒は致しません。
毎日、シャワー、入浴 OK です。
術後感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。

粉瘤(アテローム)摘出 術前

術前

粉瘤(アテローム)摘出 術中(粉瘤被膜を摘出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

粉瘤(アテローム)摘出 術直後

術直後

粉瘤(アテローム)摘出 術後1日

術後1日

粉瘤(アテローム)摘出 術後3日

術後3日

粉瘤(アテローム)摘出 術後17日

術後17日

(実通院日数 4日)

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