患者さんは、4歳の可愛い可愛い男の子です。
幼稚園で転倒した際に、積み木に眉部をぶつけて受傷されました。
地元の基幹病院である〇〇総合病院を受診。
麻酔をせずに、数人の大人に体を押さえつけられ、ステープラー(通称 ホッチキス)で固定されたそうです。
そして、感染予防目的にて、抗生物質を処方されました。
そこの医師からは
「1週間後に抜きます。それまで、毎日消毒に通院するように。」
と言われたそうです。
治療方法に納得がいかず、色々と調べられ、当院をご遠方より受診されました。
麻酔をせずにステープラーで固定されたときは、大泣きしたそうです。
そりゃあ、そうです。私でも大泣きするでしょう。
そもそも、お顔にステープラーは納得がいきません。
こんな太い金属が1週間も入っていますと、必ず金属が通っていた跡が残ってしまいます。
当院受診されたその日に(受傷翌日)、すぐにステープラーを抜きました。
そして、テープ固定と致しました。
感染状態にはなっておりませんでしたので、抗生物質の内服は中止致しました。
別件で2年7か月後、当院を受診されましたので、写真を撮らせて頂きました。
有難う御座いました。