患者さんは、50代です。
右第一趾のしこりがだんだんと痛くなってきたために、近医である〇〇整形外科を受診。ガングリオンとの診断の下、針で吸引されたそうです。
しかし、何も出なかったそうです。(そりゃあそうです。)
そこで、地元の基幹病院である△△総合病院を紹介受診。
「炎症が強いから今は何もできない。〇〇整形外科で炎症を引かせる処置を受けて下さい。」
と言われたそうです。
そこで再度、〇〇整形外科を受診。
毎日、消毒に通院するように言われたそうです。
消毒の度、激痛だったそうです。
また、炎症を引かせる目的で、1週間分の抗生物質が処方されました。
しかし、炎症は全く引かなかったために、もっと強い抗生物質が追加で1週間処方されたそうです。
しかし、炎症が引くどころか、ますます炎症は強くなっていき、これは何かおかしいと思われた患者さんが、ネットで調べて当院を受診されました。
炎症が強くとも、全く問題なく手術することが出来ます。
また、炎症が強い粉瘤に対して、抗生物質はほとんど効果が御座いません。
くりぬき法で手術致しました。
術後、毎日、シャワー 入浴 OK です。
術後創部は、なつい式湿潤療法で治療致しますので、一度も消毒はしておりません。
術後、感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。