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顔の粉瘤(頬のアテローム)をくりぬき法で摘出|術後3年も再発なし・傷跡目立たず

術前

【症例紹介】頬の粉瘤(アテローム)

くりぬき法で手術し、3年後も再発なし

患者さんは30代の方です。
数年前より左頬に粉瘤(アテローム)があり、
綺麗に手術をしてもらえそうな医療機関を探され、
他県より当院を受診されました。

当院では「くりぬき法」で手術を行いました。
術後は感染もなく、抗生物質も不要でした。
毎日シャワー・入浴OKとし、術後処置はなつい式湿潤療法で対応したため、
一度も消毒は行っていません。

その後、3年経過して別件で受診された際に、
再度写真を撮影させていただきました。

再発もなく、傷跡もほとんど目立たない状態でした。


顔にできる粉瘤(アテローム)とは?

  • 皮膚の下に袋状の被膜ができ、その中に角質や皮脂が溜まる良性腫瘍

  • 顔にできると見た目の問題だけでなく、腫れ・痛み・炎症を繰り返す

  • 被膜を取り残すと再発の原因となる


当院の治療方法|くりぬき法

  • 小さな穴から内容物を取り出し、袋状の被膜ごと摘出

  • 切開法に比べ傷跡が小さい

  • 再発のリスクが低い

  • 手術時間が短く、患者さんの負担が少ない

 患者さんは、30代です。
数年前より、左頬に粉瘤(アテローム)が有ったそうです。
綺麗に手術をして貰えそうな医療機関をネットで探され、他県より当院を受診されました。
くりぬき法で手術致しました。
術後、感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
術後、毎日、シャワー 入浴 OK です。
術後創部は、なつい式湿潤療法で治療致しますので、一度も消毒はしておりません。
3年後、別件で当院を受診されましたので、写真を撮らせて頂きました。
有難う御座いました。

 

 

術前

(術前)左頬にしこりとして触れる粉瘤(アテローム)。見た目の目立ちも気にされていました。

術直後

(術直後)くりぬき法により内容物を排出し、袋状の被膜を摘出しました。

摘出された粉瘤

(摘出された粉瘤)袋ごと摘出したことで、再発の可能性を大幅に低下させています。

術後1日

(術後1日)軽度の腫れのみ。消毒は行わず湿潤療法で管理しました。

術後5日

(術後5日)赤みは減少。痛みもほぼ消失しています。

術後17日

(術後17日)傷跡はほとんど目立たない状態に改善。

術後3年

(術後3年)再発もなく、傷跡も分からないほど綺麗に治癒しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 顔の粉瘤は再発しやすいのですか?

A. 被膜を取り切らずに中身だけ処置すると再発します。
当院では袋ごと摘出するため再発リスクは低いです。

Q. 手術後の傷跡は目立ちませんか?

A. 顔は目立つ部位ですが、くりぬき法は切開範囲が小さいため
傷跡はほとんど分からなくなります。

Q. 手術は痛いですか?

A. 局所麻酔で行うため手術中の痛みはほとんどありません。
術後もなつい式湿潤療法で処置の痛みを最小限に抑えます。

Q. 保険は使えますか?

A. 粉瘤摘出手術は健康保険が適用されます。


まとめ

今回の患者さんは頬の粉瘤を「くりぬき法」で手術し、
3年後も再発なく、傷跡もほとんど目立ちませんでした。

顔の粉瘤でお困りの方は、放置せずに専門医へご相談ください。

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