患者さんは、5歳の可愛い可愛い男の子です。
母親が調理中、お手伝いをしようとしてお台所に行きました。
その際、お湯の入ったお鍋をひっくり返し、熱傷されました。
直ちに、近医の基幹病院である〇〇総合病院救急外来を受診されました。
翌日、同病院の皮膚科を受診されました。
フィブラストスプレーを噴霧され、ガーゼ処置だったそうです。
そして、よく石鹸で洗うように言われたそうです。
母親が強く湿潤療法を希望されましたが、却下されたそうです。
そこで、色々とネットで調べられ、当院を受診されました。
熱傷部を石鹸で洗ってはいけません。
傷が深くなりますし、なにより激痛です。
また、フィブラストスプレーは使用してはいけない薬剤です。
この薬剤も激痛を伴います。
ハイドロコロイドを用いて治療致しました。
一度も消毒はしておりません。
毎日、シャワー 入浴 OK です。
感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。