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3歳 アトピー性皮膚炎と診断された男の子

初診時(膝裏)2

 患者さんは、3歳の可愛い可愛い男の子です。
地元の〇〇皮膚科で「アトピー性皮膚炎」と診断され、約1年間通院していましたが一向に良くならない為に、ネットで色々と調べられ、当院を受診されました。
〇〇皮膚科の医師からは
 ① 全身を強酸性水で洗う。
 ② 極力全身を乾燥させる。
という治療を受けられていました。
これは、治療と言うより拷問だと思います。
まず、かさかさした肌に強酸性水をかけるなんて、怪我したところに洗剤をかけるようななものでして、良くなるはずが有りません。
また、カサカサしている肌を余計に乾燥させて良くなるはずが御座いません。
正しい保湿の仕方を説明させて頂きました。
 ① お風呂では石鹸、シャンプーは使用せず、シャワーで流すだけ。
 ② 入浴後、全身にワセリンを塗る。
ただ、これだけです。
そして、掻きむしって傷になっている部位には、ハイドロコロイドを貼りました。
1年間通院していても治らなかった乾燥肌が、当院を通院したった1週間で随分良くなり、お母様も驚かれていました。
ただ、私がした治療は、何も特別な事をしたわけでは御座いません。
ただただ、お肌に良くない事を避けて頂いただけで御座います。
私に特殊な技術が有るからでは御座いません。
肌荒れで受診される多くの患者さんの傾向は
 ① 洗いすぎ
 ② 界面活性剤を使いすぎ
です。
お肌に良かれと思ってしている事が、実はお肌に害を及ぼしている事が結構御座います。
お化粧、化粧水、保湿クリーム(ヒルドイドローション等)、ハンドクリーム、日焼止めクリーム等々です。
上記のすべてに、界面活性剤が入っております。
乾燥肌でお悩みの患者さんは、一度思い切って、毎日石鹸で洗うのを止めてみてください。
頭皮のカサカサでお悩みの患者さんは、一度思い切って、シャンプーで洗うのを止めてみてください。
そして、毎日当たり前のように行っているお肌のケアを、今一度考えなおしてみてください。
ほとんどの女性は、毎日大量の界面活性剤を使用しております。
界面活性剤の使用をやめて、ワセリンを使ってみてください。
あくまでも私の外来での印象ですが、80%の患者さんのお肌のトラブルはこれで解消されます。
雑誌等で「つるつるお肌に」「うるおいのあるお肌に」等々の効果がると謳って、大量の界面活性剤が販売されています。
全ての商品の詳細は存じ上げませんが、少なくともクリーム剤である以上、界面活性剤が入っておりますので、使用は止められた方が良いと思います。
お肌を綺麗にする秘訣は非常にシンプルです。
 ① 洗いすぎない
 ② ワセリンを全身に塗る
以上です。
お肌のトラブルで当院外来を受診された患者さんが、私の肌を見て(お世辞だとは思いますが。)
「先生お肌きれい!51歳なんですか!何を使ってるんですか?」
とおっしゃる方がおられます。(結構多いです)
私の美肌(?)の秘訣は、洗わない、ワセリン塗る、ただそれだけです。

(胸腹部)

初診時(胸腹部)

初診時(胸腹部)

加療後7日(胸腹部)

加療後7日(胸腹部)

(膝裏)

初診時(膝裏)

初診時(膝裏)

加療後7日(膝裏)

加療後7日(膝裏)

(肘)

初診時(左肘)

初診時(左肘)

加療後7日(左肘)

加療後7日(左肘)

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