患者さんは、40代です。
飼い猫に第一趾を咬まれて受傷されました。
痛みが強くなってきたために、当院で治療歴のある友人からの勧めで、当院を受診されました。
「ナイロン糸ドレナージ法」で治療致しました。
ナイロン糸は、2日後に抜去いたしました。
糸挿入後より、痛みが改善したそうです。
動物に咬まれて他院を受診いたしますと、表面を消毒し抗生物質が処方されるケースが多い様です。
しかし、良くなるどころか痛みが増強した為に、ネットで調べて当院を受診される患者さんが多いです。
動物に咬まれた際は、表面を消毒しましても、全く意味が御座いません。
動物の歯は尖っていて長い為に、傷は細くて深いです。
感染が起こっている場所は、皮膚表面ではなく、歯が刺さった先、つまり、深いところに有ります。
その、深いところに溜まった汚い浸出液を排出しなければ、傷は治りません。
今回の処置の際、一度も消毒はしておりません。意味が無いからです。
ナイロン糸を挿入するのみです。
![初診時 - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| 初診時](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2020/09/a289f13cb5ff7c9a0a801b31785d82e7-259x300.jpg)
初診時
![初診時(ナイロン糸挿入) - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| 初診時(ナイロン糸挿入)](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2020/09/f5c7ae033daedd7e7c6336b92c54c7d3-300x296.jpg)
初診時(ナイロン糸挿入)
![加療後2日(ナイロン糸抜去) - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| 加療後2日(ナイロン糸抜去)](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2020/09/1b711149130e6342bd3eed78a1cf0390-278x300.jpg)
加療後2日(ナイロン糸抜去)
![加療後6日 - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| 加療後6日](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2020/09/aa48a396833ddac31e6b31d3af19f1c9-274x300.jpg)
加療後6日