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粉瘤をくりぬき法で摘出|背中のアテロームを安全に除去した50代の症例

術中(粉瘤被膜を摘出)

背中の粉瘤(アテローム)をくりぬき法で摘出|
傷跡が残りにくく、再発予防も万全に

こんにちは。
大阪市淀川区・新大阪にある【こおりたひろ整形形成外科クリニック
院長の郡田です。
今回は、背中にできた粉瘤(アテローム)くりぬき法
摘出した50代の患者さんの症例
をご紹介いたします。


👤 患者さんについて
患者さんは50代の方です。
背中にできた粉瘤が徐々に大きくなり、目立ってきたため、
手術を希望されて当院を受診されました。


🔧 手術について
当院では、傷跡が小さく、再発のリスクも低い「くりぬき法(パンチ法)
を採用しております。

この患者さんも、被膜(袋)までしっかりと摘出できましたので、
再発の心配はほとんどありません。


💧 術後の管理について
術後の創部は、なつい式湿潤療法で管理しています。
・消毒は一切行いません
・抗生物質の処方も不要でした(感染なし)
・手術翌日からシャワー・入浴も可能です
傷を乾かさず、皮膚の自然治癒力を最大限に助ける方法です。
痛みも少なく、治りも早いのが特徴です。


📝 まとめ
粉瘤は放置すると徐々に大きくなり、目立つ部位では見た目の悩みにもつながります。
当院では、傷を最小限に抑えながら、安全かつ確実に粉瘤を除去することを目指しています。
「なるべく傷を残さずに粉瘤を取りたい」「再発したくない」とお考えの方は、
ぜひ一度ご相談ください。

術前

術前

術中(粉瘤内容物を排出)

術中(粉瘤内容物を排出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

術直後

術直後

摘出された粉瘤(左,袋・右,内容物)

摘出された粉瘤(左,袋・右,内容物)

術後1日

術後1日

術後4日

術後4日

術後11日

術後11日

術後18日

術後18日

🔵 粉瘤(アテローム)に関するよくあるご質問(FAQ)


Q1. 粉瘤とは何ですか?

A.
粉瘤(ふんりゅう、アテローム)とは、皮膚の下にできる袋状の良性腫瘍です。
中には皮脂や角質が溜まっており、自然に消えることはほとんどありません。
放置すると炎症を起こし、腫れ・痛み・膿が出ることがあります。


Q2. 粉瘤は自然に治りますか?

A.
自然に治ることは基本的にありません。
小さくなることがあっても、内部の袋(被膜)が残るため、
再発することが多いです。

再発予防には手術による摘出が必要です。


Q3. 炎症があるときは手術できないのですか?

A.
他院で「炎症があると手術できない」と言われることがありますが、
当院では炎症があっても「くりぬき法」による手術が可能です。
むしろ早期の手術により、痛みや腫れが早く改善します。


Q4. 抗生物質では治らないのですか?

A.
炎症が強い粉瘤には抗生物質は無効です
なぜなら、炎症は袋の内部で起きており、その袋には血流がないため、
薬の効果が届かないからです。

よって、袋ごと手術で取り除くことが根本的な治療になります。


Q5. 手術はどんな方法ですか?

A.
当院では「くりぬき法」という方法を用いて、できるだけ小さい傷で
袋(被膜)まで完全に取り除きます。

傷跡も非常に小さく、術後の痛みも最小限です。


Q6. 術後の処置はどのように行いますか?

A.
なつい式湿潤療法という方法で、傷を乾かさずに治す処置を行っています。
・消毒しません
・ガーゼ交換不要
・シャワー・入浴も翌日からOK
・抗生物質も基本的に処方しません
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Q7. 術後に再発することはありますか?

A.
袋を完全に摘出できれば再発はほとんど御座いません。
当院では術中に被膜をしっかり取り除くことを重視しています。


Q8. 手術後の痛みや腫れはどの程度ありますか?

A.
炎症が強かった症例でも、術後の痛みは少ないケースがほとんどです。
多くの患者様が「想像していたより痛くない」と話されます。


Q9. 粉瘤が小さいうちに手術した方が良いですか?

A.
はい、小さいうちに手術することで、傷跡も小さく、
手術時間や回復も短く済みます。

炎症が起きてからでは、痛みも強く治療が複雑になります。


Q10. 粉瘤の手術は健康保険が使えますか?

A.
はい、粉瘤の手術は保険診療の対象です。
手術の規模や部位により、負担額が異なる場合があります。

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