粉瘤(アテローム)や傷やけど治療はこおりたひろ形成整形外科クリニックへ|粉瘤|アテローム|なつい式湿潤療法|大阪|

20年悩んだ後頚部の粉瘤をくりぬき法で根治|40代症例

術中2

大阪市淀川区・新大阪にある【こおりたひろ整形形成外科クリニック】院長の郡田です。

今回は、約20年にわたり後頚部(くびのうしろ)の粉瘤(アテローム)に悩まされていた40代の患者さんに対して、くりぬき法による手術で根治した症例をご紹介します。


患者さんについて|20年悩まされた後頚部の粉瘤
患者さんは40代の方です。
20代の頃から首の後ろにしこり(粉瘤)があり、これまでに近隣の皮膚科で数回、針で突いて内容物を絞り出す処置を受けてきたとのことです。

その際、麻酔は使われず激しい痛みを伴ったにもかかわらず、根本的に治ることはなかったとお話し下さいました。


当院を受診された経緯
だんだんと粉瘤が大きくなり、再発も繰り返していたため、「根本的に治したい」と考え、インターネットで検索。
当院の症例ブログなどをご覧になり、くりぬき法による手術をご希望されて来院されました。


治療内容|くりぬき法で被膜ごと摘出し再発防止
当院では、くりぬき法(パンチエクセジョン)により、粉瘤の内容物だけでなく袋(被膜)ごと丁寧に摘出いたしました。
これにより、再発のリスクを大幅に減らすことが可能です。


術後管理|なつい式湿潤療法で感染ゼロ・快適な回復
手術後の創部は、なつい式湿潤療法で管理しました。
この治療法では、消毒は一切行っておらず、抗生物質も処方していません。

創部は感染することなく、術後すぐにシャワー・入浴が可能で、日常生活に支障なく快適に回復されました。


まとめ|長年放置された粉瘤も、くりぬき法で根治可能

  • 20年以上続いた粉瘤もくりぬき法で被膜ごと摘出し根治

  • 過去に行われた“針で絞るだけ”の処置では根本治療になりません

  • 湿潤療法で消毒・抗生物質なし、傷跡も最小限

  • 粉瘤でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください

 

術前

術前

術中(粉瘤内容物を排出)

術中(粉瘤内容物を排出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

術直後

術直後

術後1日

術後1日

術後4日

術後4日

術後12日

術後12日

術後18日

術後18日

 

関連記事

  1. 術中(粉瘤被膜を摘出)

    粉瘤(アテローム)背部(くりぬき法)

  2. 術中(粉瘤被膜を摘出)

    粉瘤(アテローム)頭部(くりぬき法)

  3. 術前

    炎症性粉瘤(アテローム)背部(くりぬき法)

  4. 術中(粉瘤内容物を排出)

    炎症性粉瘤(アテローム)背部(くりぬき法)

  5. こめかみの粉瘤(アテローム)です。(くりぬき法)

  6. 術中(粉瘤内容物を排出)

    頬の粉瘤(アテローム)です。