大阪市淀川区・新大阪にある【こおりたひろ整形形成外科クリニック】院長の郡田です。
今回は、頚部(首)の粉瘤(アテローム)に対してくりぬき法で手術を行い、術後8か月後も傷跡が目立たなかった30代の患者さんの症例をご紹介します。
◆患者さんについて
患者さんは30代の方で、首にできた粉瘤の治療を希望され、当院を受診されました。
◆手術内容|くりぬき法で被膜をしっかり摘出
当院では、くりぬき法(パンチエクセジョン)により、粉瘤を袋(被膜)ごと摘出しました。
切開は最小限で済むため、術後の傷跡が目立ちにくいのが特徴です。
◆術後管理|なつい式湿潤療法で消毒・抗生剤不要
創部は、なつい式湿潤療法で管理しました。
この治療法では、一度も消毒を行わず、抗生物質も処方しておりません。
感染もなく、翌日からシャワー・入浴OKで、日常生活にすぐ戻ることができました。
◆術後8か月後の再診|別部位の粉瘤で来院
術後8か月後、患者さんは別の部位の粉瘤で再び当院を受診されました。
その際に、首の手術部位も確認したところ、傷跡はとてもきれいで目立たない状態でした。
患者さんからは、
「先生、この前の手術が綺麗に治ったからまた来ました。」
とうれしいお言葉をいただき、創部の写真撮影にもご協力くださいました。
ありがとうございます。
✅【まとめ|くりぬき法+湿潤療法で首の粉瘤も美しく治癒】
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首の粉瘤もくりぬき法で被膜をしっかり除去
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消毒・抗生物質なし、痛みも少なく早期回復
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術後も傷跡が目立ちにくく、美しく治癒
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再び当院を選んでいただける安心の治療

術前

術中(粉瘤内容物を排出)

術中(粉瘤被膜を摘出)

術直後

摘出された粉瘤

術後1日

術後5日

術後11日

術後21日

術後8か月