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「植皮が必要」と言われた熱傷でも、なつい式湿潤療法で痛みなく治す方法があります

植皮を勧められた1歳児の下腿の熱傷の初診時写真|なつい式湿潤療法による治療前の状態

【やけど治療の現実】
お子さんの「涙」と「痛み」を生まない治療を選んでください

こんにちは。
大阪市淀川区・新大阪にある
こおりたひろ整形形成外科クリニック】院長の郡田です。


🔥 昨日もまた、やけど治療で苦しむお子さんたちが受診されました

昨日も数人、他院で熱傷(やけど)治療中のお子さんがご来院されました。
その多くが、「治療そのもの」が非常につらく、強い痛みを伴っているとのことでした。

彼らが受けている「治療」は、残念ながら、次のような薬剤や処置が中心です
・ゲーベンクリーム
・フィブラストスプレー
・ヒルドイドローション
・イソジンゲル
・石鹸による創洗浄
これらはすべて、皮膚の組織を破壊し、乾燥させ、傷を深くしてしまう処置です。
そして何より、非常に強い痛みを伴います


❗ なぜ、これほど痛くて治癒を妨げる治療が今も行われているのか?

正直、私には理解できません。
「皮膚の再生」を阻む薬剤。
化学的に細胞膜を壊す石鹸洗浄。

基礎化学を学んだ方なら、これらが組織再生に悪影響を与えることは明白です。
しかし、これらが今なお「標準治療」として
全国の病院で日々行われている現実
があります。
しかも、それを主導しているのは、熱傷専門医や形成外科専門医です。
私には到底納得できません。


👶 それでも、植皮せずにきれいに治る方法がある

私は熱傷専門医でも形成外科専門医でもありません。
それでもこれまで、日本全国(たまに海外)から来られた「植皮が必要」
と診断された多くの患者さんたちを、
植皮せずに治療してまいりました
その治療法こそが、
夏井睦先生が提唱された「なつい式湿潤療法」です。
この方法は
・消毒は行いません
・ガーゼや軟膏は使用しません
・痛みが少なく、組織を守る方法です
・そして何より、誰でも実践できます
事実、1歳半以下の手のひらの熱傷を除いて、
ほぼ全例で植皮を回避できています。


🏥「なつい式湿潤療法」をぜひ一度調べてみてください

患者さんが「痛い治療」に苦しんでいるなら、
どうかその方法を一度見直してみてください。
なつい式湿潤療法は、難しいものではありません
医療者でなくても理解できます。
これを読んでくださっている医師の方へ
どうか一度、この治療法を調べてみてください。
私が見てきた多くの植皮術後の瘢痕(はんこん)を見るたびに、

その傷跡を見ると、私は心が締め付けられます。
「もっと早く正しい治療法に出会えていれば」と思わずにはいられません。


🌍 傷の治り方が、その子の人生を変えることがあります

当院には、日本全国から、そして時には海外からも患者さんが来院されます。
多くの方から感謝の言葉をいただきますが、それは私の力ではなく、
なつい式湿潤療法という正しい選択のおかげです。
私たちは、その治癒力を「痛みなく、無駄なく、最大限に活かしている」
だけ
です。


🙏 最後に

この小さなブログが、どなたかの目に留まり、
ひとりでも多くの「痛くない治療」「植皮をしない選択」に
つながることを願っております。
お子さんの「泣き声」を、治療の痛みで聞きたくありません。
その涙を、生涯残る傷跡ではなく、
「きれいに治った!」という笑顔に変えたいのです。
どうか、一度、正しい「なつい式湿潤療法」をご検討ください。

 

📷 関連症例写真(ビフォーアフター)も合わせてご覧ください:
・下腿の熱傷|植皮を勧められたが、
なつい式湿潤療法により治療10日目で治癒

植皮が必要と言われた下腿の熱傷(初診時の状態)

下腿の熱傷。〇〇病院で「植皮が必要」と説明された初診時の状態。

なつい式湿潤療法で治癒した下腿の熱傷(治療10日後)

植皮を勧められた熱傷も、なつい式湿潤療法でここまで綺麗に。治療後10日目の下腿の状態です。

・大腿の熱傷|植皮を勧められたが、
なつい式湿潤療法により治療24日目で治癒

植皮が必要と診断された大腿の熱傷(初診時)

大腿部の熱傷。〇〇病院で「植皮が必要」と説明された初診時の状態です。

なつい式湿潤療法で治癒した大腿の熱傷(治療24日後)

植皮を勧められた大腿の熱傷が、なつい式湿潤療法でここまで改善。治療開始から24日後の状態です。

・1歳児の手の熱傷|植皮を勧められたが、
なつい式湿潤療法により治療7日目で治癒

植皮が必要と診断された1歳児の手の熱傷(初診時)

1歳児の手の熱傷。〇〇病院で「植皮が必要」と説明された初診時の状態です。

なつい式湿潤療法で治癒した1歳児の手の熱傷(治療7日後)

植皮を勧められた1歳児の手の熱傷も、なつい式湿潤療法でここまできれいに治癒しました。治療7日後の状態です。

・1歳児の手の熱傷|植皮を勧められたが、
なつい式湿潤療法により治療4日目で治癒

植皮を勧められた1歳児の手の熱傷(初診時の状態)

他院で「植皮が必要」と診断された1歳児の手の熱傷。初診時はこのような状態でした。

なつい式湿潤療法で治癒した1歳児の手の熱傷(治療4日後)

植皮が必要と言われた1歳児の手の熱傷。なつい式湿潤療法で治療4日後にはここまできれいに治癒しました。

・1歳児の下腿の熱傷|植皮を勧められたが、
なつい式湿潤療法により治療14日目で治癒

2つの大病院で植皮を勧められた1歳児の下腿の熱傷(初診時)

他院2か所で「植皮が必要」と診断された1歳児の下腿の熱傷。初診時はこのような状態でした。

植皮を勧められた1歳児の下腿の熱傷が、なつい式湿潤療法で治癒した状態(治療14日目)

2つの大病院で「植皮が必要」と診断された1歳児の下腿の熱傷。なつい式湿潤療法で加療を行い、治療14日目にはここまで綺麗に治癒しました。

 

🌿 なつい式湿潤療法に関するよくあるご質問【FAQ】

Q1. なつい式湿潤療法とは何ですか?

A. 湿潤療法とは、傷を乾かさずに
「湿った環境を保つことで自然治癒力を最大限に助ける治療法」です。

消毒液やガーゼを使用せず、創傷を適度な湿度で保護することで痛みが少なく、
傷跡もきれいに治るのが特徴です。

当院では「なつい式湿潤療法」に基づいた方法で治療を行っています。


Q2. なぜ消毒をしないのですか?

A. 消毒液は細菌だけでなく、皮膚の治癒に必要な細胞まで殺してしまうため、
治りを遅くしたり、かえって傷跡を残しやすくなります。

なつい式湿潤療法では、
消毒はせず、皮膚が本来持っている再生能力を最大限助けて治します。


Q3. なつい式湿潤療法ではどんな処置をするのですか?

A. ハイドロコロイドやポリウレタンフィルムなどの
医療用の透明シールやパッドを使用し、傷を覆って湿潤環境を保ちます。

傷の種類に応じてワセリンを併用することもあります。
自宅では入浴・シャワーも基本的に可能です。


Q4. 痛みはありますか?

A. なつい式湿潤療法はガーゼ交換による「剥がすときの痛み」がありません。
また、傷の治癒も早いため、痛みが軽減されるケースが多いです。
痛み止めが不要なことも多く、お子様や高齢者にもやさしい治療法です。


Q5. 傷跡はきれいになりますか?

A. 傷の深さや場所によって個人差はありますが、
なつい式湿潤療法は乾燥させて治す方法に比べて、
傷跡が目立ちにくくなります

特に顔など目立つ部位には適しています。


Q6. 毎日通院する必要はありますか?

A. 基本的には毎日通院する必要はありません。
ご自宅での処置方法(とっても簡単です)をご説明しますので、
セルフケアで管理が可能です。

ただし、傷の状態によっては数日に1度の通院が必要になることもあります。


Q7. 感染の心配はありませんか?

A. 適切に湿潤環境が保たれていれば、むしろ感染リスクは低くなります。
ただし、異常な痛みや腫れ・熱感・発赤などが出た場合は
すぐに受診してください。


Q8. 子どもにも適応できますか?

A. はい、なつい式湿潤療法は小さなお子様にも非常に適しています。
傷の痛みが少なく、ガーゼを無理に剥がす必要もないため、
治療のストレスが少なくなります。

当院では数多くのお子様の傷の治療実績があります。


Q9. なつい式湿潤療法が受けられる病院は限られているのですか?

A. はい、なつい式湿潤療法を積極的に導入している医療機関
はまだ多くはありません。

当院では、院長が豊富な症例経験に基づき、
すべての傷に対して湿潤療法を基本とした治療を行っています。
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※当院のブログは、すべて院長が自ら執筆しております。
SEO対策業者の皆様から数多くご連絡を頂きますが、
今後も自院の実際の症例に基づき、
院長が責任をもって情報発信を続けてまいります。
どうぞご理解いただきますようお願い申し上げます。

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