患者さんは、60代です。
数年前より、左頬に粉瘤(アテローム)が有ったそうです。
手術目的にて、○○病院を受診。
すると、医師からは
「手術すると、キズが大きく残ります。とりあえず、抗生物質で小さくしましょう。」
と言われ、抗生物質が処方されたそうです。
きちんと、毎日3回1週間内服されましたが、全く効果が無かったそうです。
効果が無かったどころか、余計に大きくなってしまった。
そこで、色々とネットで調べられ、当院を受診されました。
粉瘤に対し、抗生物質はほとんど効果が御座いません。
それどころか、体を守ってくれている常在菌を殺すことになりますので、内服してはいけません。(大腸菌が殺されますので、下痢します。等)
くり抜き法で手術致しました。
術後、創部は湿潤療法で治療致しますので、一度も消毒はしておりません。
術後毎日、シャワー、入浴 OK です。
術後感染状態にはなりませんでしたので、抗生物質は処方しておりません。
別件で、2年8か月後に受診されましたので、写真を撮らせて頂きました。
ここまで綺麗に治るのかと、正直驚きました。

術前

術直後

術後1日

術後5日

術後11日

術後2年8か月







![Intraoperative Photo – Neck Epidermoid Cyst (Male, 30s)|Removing the Capsule via Punch Excision [Osaka] - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| Intraoperative photo of a neck epidermoid cyst (male, 30s) showing capsule removal through a small punch opening using the Natsui-style method.](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2025/10/epidermoid-cyst-neck-30s-male-during-surgery-capsule-excision-punch-excision-natsui-method-caption-400x400.jpg)

![Epidermoid Cyst (Cheek, Female 50s) – Preoperative Photo Showing the Cyst Before Surgery [Osaka] - 粉瘤(アテローム) | こおりたひろ整形形成外科クリニック - 痛みの少ない粉瘤治療で多数の実績|大阪| Preoperative photo showing an epidermoid cyst on the right cheek (female, 50s). A small subcutaneous lump is visible before punch excision and Natsui-style moist wound healing.](https://hiro-cl.com/wp-content/uploads/2025/10/epidermoid-cyst-cheek-50s-female-before-surgery-punch-excision-natsui-method-caption-400x400.jpg)






