MOLES & PIGMENTED LESIONS
ほくろ・しみ・いぼ
見た目だけで決めず、診察から。形成外科の視点で、治療後の傷まで考えます。
FIRST, A MEDICAL ASSESSMENT
「取りたい」の前に、
それが何かを確かめる。
ほくろ、しみ、いぼ、できものは、患者さんから見るとよく似ています。しかし、皮膚のどの部分から生じたものか、盛り上がりや色の変化があるかによって、考えられる病変と適した治療は異なります。
当院では、まず大きさ・色・形・触れた感じ・これまでの変化を確認します。そのうえで、切除がよいのか、レーザーなど別の方法が適するのか、経過をみるのかを判断します。
同じように見えても、診かたは違います
名称だけで自己判断せず、気になる変化や治療目的を診察時にお聞かせください。
MOLE
ほくろ
医学的には色素性母斑などと呼ばれます。平らなもの、盛り上がるもの、毛が生えるものなど形はさまざまです。大きさや部位によって切除方法を検討します。
PIGMENT
しみ
紫外線や加齢に伴う色素斑など、原因は一つではありません。色だけの変化か、表面の盛り上がりを伴うかを確認し、治療方法を選びます。
WART
いぼ・老人性疣贅
首や顔などにできる盛り上がった病変です。擦れて出血する、衣類に引っかかる、数が増えたなど、生活上の困りごとも治療を考えるきっかけになります。
診断と仕上がりを考えて、治療を選ぶ
病変の種類、深さ、大きさ、場所によって方法を使い分けます。
切除・くりぬき法
局所麻酔を行い、病変を切除します。顔や首など目立つ部位では、病変の大きさと皮膚の向きを見ながら傷をできるだけ小さくする方法を検討します。
- 向いている例
- 盛り上がったほくろ、いぼ、組織確認が必要な病変
- 注意点
- 傷跡、赤み、色素沈着には個人差があります
レーザー治療
病変の色や種類によってはレーザーを検討します。ただし、すべてのほくろ・しみが対象になるわけではなく、診断前に照射方法を決めることはできません。
- 向いている例
- 診察でレーザー適応と判断した色素病変など
- 注意点
- 再発、赤み、かさぶた、色素沈着の可能性があります
経過観察・専門医連携
すぐに処置せず変化を確認する場合や、詳しい検査が必要な場合もあります。悪性を疑う所見がある場合は、適切な検査・治療ができる医療機関へつなぎます。
- 大切なこと
- いつから、どう変化したかを伝える
- 受診時
- 過去の写真があれば比較に役立つことがあります
AFTER CARE
処置後は、傷を乾かさずに管理
切除後の創部は、状態に応じてなつい式湿潤療法で管理します。消毒液や乾いたガーゼを漫然と使用せず、洗浄して適切な被覆材で保護します。入浴やご自宅での交換方法、再診の時期は処置後に具体的に説明します。
当院で診療した治療例
治療前後の写真を掲載しています。傷の治り方や色調の変化には個人差があります。
顔のほくろを切除し、8年後も自然な状態に
50代・男性
10年以上前からあった顔のほくろが徐々に大きくなり受診。局所麻酔で切除し、創部はなつい式湿潤療法で管理しました。別の診療で8年ぶりに来院された際、手術部位を確認しています。
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BEFORE
AFTER
イボや黒子の切除をご希望の方が増加中
全身・30か所
頚部・顔面・背部などにできたいぼやほくろの切除例です。全身30か所を処置し、術後は消毒や抗生物質を使わず、なつい式湿潤療法で創部を管理しました。
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BEFORE
AFTER
顔のできものを切除し、32日後まで経過観察
30代
顔のしみのように見える病変について切除を希望され受診。診察後に切除し、翌日から洗浄できる方法で創部を管理しました。治癒までの色調と傷の変化を継続して確認しています。
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BEFORE
AFTER
診察から治癒までの流れ
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01
診察
気になり始めた時期、変化、痛み・出血の有無、治療の希望を確認します。
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02
治療方法の説明
診察所見をもとに、切除・レーザー・経過観察などの選択肢と、傷跡や費用を説明します。
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03
処置
切除の場合は局所麻酔を使用します。処置の時期や予約方法は部位・大きさにより異なります。
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04
ご自宅でのケア
創部の洗い方、被覆材の交換方法、入浴、運動、紫外線対策を具体的に案内します。
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05
経過確認
傷の閉じ方、赤み、感染の有無を確認します。必要に応じて長期的な傷跡も診察します。