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植皮が必要と言われた下腿の低温熱傷です。(湿潤療法)

初診時

 患者さんは、40代 女性 です。
湯たんぽで右下腿を低温熱傷されました。
地元の○○クリニックを受診。
軟膏、ガーゼ処置を受けられておられました。
しかし、1か月経っても治らない為に、
「深いやけどなので、植皮をしないと治らない。それもなるべく早く植皮の手術を受けた方が良い。早速今日、植皮の日程を決めましょう。」
と言われたんだそうです。
納得がいかず一旦帰られ、色々と調べられ、ご遠方より当院受診されました。
もちろん植皮をせずに、おそらく3か月以内には治る事。
湿潤療法の説明。
感染状態では無いので、抗生剤を内服する必要が無い事。
毎日、シャワー 入浴 OK。
以上の説明をさせて頂き、ハイドロコロイドで熱傷部を被覆致しました。
患者さんは、かなりホッとされておられました。
植皮をせずにほとんどの熱傷は治ります。
植皮を勧められている患者さんがおられましたら、是非一度、湿潤療法をしている医師に相談をされる事をお勧め致します。
(一旦、植皮を受けられると、その傷はもう湿潤療法でも治すことは出来ません。皮下組織が破壊されているからです。)

初診時

初診時

湿潤療法 加療後7日

加療後7日

湿潤療法 加療後14日

加療後14日

湿潤療法 加療後21日

加療後21日

湿潤療法 加療後30日

加療後30日

湿潤療法 加療後35日

加療後35日

加療後42日

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湿潤療法 加療後56日

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